診療と研究活動に関するご理解とご協力のお願い
岩手大学農学部附属動物病院では動物たちの病気の診断と治療を通じて動物福祉の向上に寄与すると共に、飼い主の皆様の心の安らぎの回復に貢献することができるようつとめております。同時に、大学附属の動物病院として高度先端獣医療の開発と難治性疾患の病態解明などの社会的使命を担っております。
このために、原因不明の病気の解明や治療法の開発を目指して、場合によっては診療した動物の検査所見、治療経過とその結果などを、教育・研究データとして学会や学術論文などで積極的に発表しております。その際、飼い主の方の個人情報の守秘に遺漏がないように万全の注意を払っておりますが、動物種、品種、年齢、性別、遺伝子情報を含む検査成績などの情報を利用させていただくことがありますことをご了承ください。
また、現在のところ確立されていない治療法や効果の証明されていない薬剤などを治療に応用する際には、個別に飼い主の方に相談させていただくことがありますことをご了承ください。
なお、これらのことに関するご質問、ご意見は担当獣医師にお気軽にお申し付けください。
診療と学生実習に当たってのご理解とご協力のお願い
岩手大学農学部附属動物病院は獣医学科の学生の臨床教育を行う教育病院として、地域の皆様のご理解とご協力を得ながら長い歴史を歩んできました。
動物病院で行われる診療は、皆様のご理解のもと、病院スタッフと学生の共同作業として行わ、その中で病気の改善が図られるとともに、スタッフ・学生の成長も得られることから、この三者の協力が病気の治療に極めて重要であると思われます。
本学の動物病院での診療は学生の参加が前提であり、学生は診療の中で、診察や検査、手術、看護などの色々な場面で皆様の大切な動物と接することとなります。それには、飼い主の皆様のご理解が是非とも必要であり、ご協力をお願い申し上げる次第です。この点に関してご理解いただけない場合は、遠慮なく担当獣医師や病院スタッフにお申し出ください。お申し出は、いつでも可能です。ただし、学生の参加がない場合には、診療や検査などの一部が実施できなくなる場合がありますので、その旨、ご了承くださいますようお願いいたします。