樹木資源学

■担当教官(所属、所在)
橋本 良二 農林環境科学科 2号館3階

■対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
農林環境科学科
 森林科学講座2年次
講座科目
必修
前期2単位
農林環境科学科
 地域マネジメント学講座年次指定無し
講座外科目
選択

■授業の目標
樹木は,木材やパルプのほか,燃料や家畜飼料としても利用され,有用な化学成分を多く含み,人間生活に欠かすのできない資源である.また,地球規模で環境破壊が進む今日,森林を構成する樹木の営みは,環境を保全するうえでも,きわめて重要な存在となっている. 農林環境科学における樹木の取り扱いでは,まず樹木の同定と諸性質の理解が必要であり,そのうえで資源生産あるいは環境保全に役立てるための,材料として,理解を深める必要がある.つまり,樹木の名前を単に覚えるのではなく,実際の利用を考えてその殖やし方についても学ぼうとするのが本授業の目標である.

■概要と計画
授業は,二つの分野から構成されている.一つは,樹木の構造,形態を通して樹木同定の方法を学ぶ従来の樹木学の分野である.他は,樹木を殖やし育成する方法を学ぶ従来の樹木種苗学の分野である.第1分野では,植物分類の基礎から入り,裸子植物や被子植物の分類法とともに種の主な性質について講義する.第2分野では,種子の植物学的基礎と取り扱い法そして苗木の増殖・育成法について,大きく針葉樹と広葉樹に分けて,講義する.

第1回 植物分類(分類の階級)
第2回 植物分類(命名法,学名)
第3回 樹木同定の基礎(葉)
第4回 樹木同定の基礎(花,果実)
第5回 樹木同定の基礎(枝,樹皮)
第6回 裸子植物の分類の基本
第7回 被子植物の分類の基本
第8回 種子(開花結実の習性と調節)
第9回 種子(採取,調整,貯蔵)
第10回 種子(発芽促進,品質検査)
第11回 育苗(苗畑,苗木の栄養)
第12回 育苗(諸害の防除と苗木の品質)
第13回 育苗(無性繁殖法)
第14回 種苗生産と森林種苗法
第15回 総括(樹木資源の現在と将来)

■教室外の学習

■教科書、参考書
教科書は使用しない.参考書としては,「図説樹木学−針葉樹編,落葉広葉樹編,常緑広葉樹編」(矢頭献一他著,朝倉書店),「造林学 三訂版」(川名 明ら,朝倉書店),「造林学−基礎理論と実践技術」(佐々木恵彦ら,川島書店)があり,図書館に所蔵.

■授業の形式
講義を主体とし,授業内容の要約および関連の図表等を資料として配付する.必要に応じ,スライド,OHPを使用する.

■成績評価の方式
総括的なレポートを課し,問題意識と理解度の面で評価する.出席状況を評価の基準に加えている.

■履修に当たっての留意点
森林造成学実習�T,�U(各1単位)と一体化した授業である.