■担当教官(所属、所在) |
谷口和之(獣医解剖学教室、3号館2階) 加納 聖(獣医解剖学教室、3号館2階) |
■対象学生 | 科目の種別 | 開講学期 | 単位数 |
獣医学科2年次 農業生命科学科 動物科学講座2年次 | 講座科目 必修 | 通年 | 2単位 |
■授業の目標 |
獣医解剖学実習は、獣医解剖学における講義内容を実物に即して理解するものであり、獣医解剖学分野では講義と実習が一体となって初めて動物の身体の構造と機能に関する真の知識が体得できる。また、動物科学講座の学生にとっては、本実習は動物の身体の内部構造を目にすることができる唯一の機会である。 |
■概要と計画 |
本実習は、獣医解剖学の講義と平行して行われるため、前期では各種骨格標本を用いてそれぞれの特徴をスケッチし、個々の骨の形態と各部位の名称を理解する。また、後期ではイヌ、ウシ、ウマの筋、内臓、脈管、神経の概略を同定、スケッチし、それぞれの器官系の形態及び局所解剖学的位置関係を理解する。実習計画は以下の通りである。 第1回 骨の一般形態と構造 第2回〜第4回 中軸性骨格 第5回 前肢帯骨 第6回〜第7回 自由前肢骨 第8回 後肢帯骨 第9回〜第10回 自由後肢帯骨 第11回 関節、靱帯 第12回 脳 第13回 脊髄 第14回〜第18回 イヌの肉眼解剖:筋 第19回、第20回 イヌの肉眼解剖:内臓 第21回、第22回 イヌの肉眼解剖:神経 第23回〜第26回 ウシの肉眼解剖 第27回〜第30回 ウマの肉眼解剖 |
■教室外の学習 |
自分のスケッチを見ながら教科書および講義ノートを読み返し、解剖学の知識が具体的にイメージできるようにすること。 |
■教科書、参考書 |
テキスト:「家畜解剖学図説 上・下巻」(加藤嘉太郎、山内昭二共著、養賢堂) 「神経解剖学」(新見嘉兵衛著、朝倉書店) 教材、参考書:「獣医解剖・組織・発生学用語」(日本獣医解剖学会編、学窓社) |
■授業の形式 |
実習課題の概要を説明後、各学生に骨格標本またはホルマリン固定した動物の各部位の同定を行い、そのスケッチを提出する。 |
■成績評価の方式 |
提出されたスケッチ、実習の作業態度を基に評価する。基本的に欠席は認めない。 やむを得ず欠席した場合は補習して課題をこなす。 |
■履修に当たっての留意点 |
出席を毎回とる。質問は講義中および教官室で随時受け付ける。 農業生命科学科動物科学講座学生は前期のみ2単位とする。 |