■担当教官(所属、所在) |
冨澤伸行(獣医学科) |
■対象学生 | 科目の種別 | 開講学期 | 単位数 |
獣医学科 臨床獣医学講座4年次 | 講座科目 必修 | 前期 | 1単位 |
■授業の目標 |
近年の小動物獣医学分野における予防獣医学および治療獣医学の飛躍的な進歩や飼主の献身的愛情の結果などにより,コンパニオンアニマルの寿命が著しく延びている。これに伴って,従来とは異なる老齢性疾患,特に腫瘍の発生率が急激に増加している。本授業では,小動物臨床において大きな問題となりつつある腫瘍性疾患にスポットを当てて話題を提供する。 |
■概要と計画 |
はじめに,腫瘍全般について診断法,治療法などを含めて概説する。次に,腫瘍の種類毎にその特徴や病態について,実際の症例を示しながら解説する。 第1回 臨床腫瘍学概論 第2〜3回 腫瘍の診断法 第4回 腫瘍随伴症候群 第5〜6回 腫瘍の治療法 第7回 乳腺腫瘍 第8回 肥満細胞腫 第9回 体表の腫瘍 第10回 血液の腫瘍 第11回 消化器系の腫瘍 第12回 泌尿生殖器系の腫瘍 第13回 骨腫瘍 第14回 その他の腫瘍 第15回 総括討論 |
■教室外の学習 |
特に定めないが,家畜病院における症例を見学する場合がある。 |
■教科書、参考書 |
参考書:獣医臨床腫瘍学(竹内 啓,学窓社),小動物の臨床腫瘍学(加藤 元,文永堂),獣医臨床シリーズ 25-1 腫瘍外科学(信田卓男,学窓社) |
■授業の形式 |
必要に応じてプリントを配布する。 症例のスライドやビデオなどを活用して,可能な限り視聴覚を利用する。 |
■成績評価の方式 |
学期末の試験によって評価する。 |
■履修に当たっての留意点 |
質問は授業中,その他いつでも受け付ける。 |