■担当教官(所属、所在) |
リサイクル生物生産工学講座 各教官 |
■対象学生 | 科目の種別 | 開講学期 | 単位数 |
農林環境科学科 リサイクル生物生産工学講座3年次 | 講座科目 必修 | 通年 | 2単位 |
■授業の目標 |
生物生産工学分野の方法論および基礎知識を習得し,生物生産工学に携わる技術者としての工学的センスを育成することを目標にする。また,実験レポートを通して,科学技術報告書の作成能力を養う。 |
■概要と計画 |
生物の生体情報を画像(色,形)などから理解する方法,農産物の物性・乾燥・加工方法やそれと環境との関わりについて,さらに,応力やモーメントなどの諸物理量の測定原理・測定方法を理解する。生物生産に使用される各種機械の性能測定方法を身に付ける。 実験は班を編成し,1週1テーマの割で日程表に基づいて行う。 また,夏季休業期間中に岩手県立農業大学校にて,大型特殊自動車免許(農耕用限定)と農業機械士の資格を取得する。 第1回 ガイダンス 第16回 土壌のせん断・摩擦抵抗の測定 最2回 科学レポートの作成方法 第17回 ターボブロワの性能試験 第3回 科学実験データのまとめ方T 第18回 論理回路の設計 第4回 科学実験データのまとめ方U 第19回 GPSによる位置計測実験 第5回 画像情報による葉面積の測定T 第20回 トラクタのけん引性能試験 第6回 同 U 第21回 農産物加工排水の未利用資源再利用 第7回 分光分析計による植物生体情報の測定T 第22回 高張液浸漬した野菜の新鮮度評価 第8回 同 U 第23回 米飯の物性と品質評価 第9回 同 V 第24回 米麦乾燥基礎実験 第10回 赤外線画像による温度計測 第25回 農産物・食品排水と水環境 第11回 三相誘導モータの性能試験 第26回 資源循環型工場・農産加工工場見学 第12回 農用エンジンの性能試験 第27回 エネルギーリサイクル施設見学 第13回 自動制御実験 第28回 東北農業試験場見学 第14回 ひずみゲージによる計測実験 第29回 科学文献の読み方 第15回 振動測定実験 第30回 評価 |
■教室外の学習 |
実験前に実験マニュアルに必ず目を通し,実験の内容を理解しておくこと。実験後はレポートを作成し,提出する。 |
■教科書、参考書 |
教 材: 実験マニュアルを配布する。 参考書: 各セクションにおいて指示する。 |
■授業の形式 |
課題を与え,それについて発表・検討するセミナー形式と,実験主体形式の2種がある。実験の際はレポートを作成し,提出する。 |
■成績評価の方式 |
評価はレポート(100%)によるが,実験演習に出席は最低条件である。全課題レポ−ト提出およびレポ−トに対する各教官の受理がなければ評点はしない。 |
■履修に当たっての留意点 |
出席は毎時間とる。 大型特殊自動車免許を取得した後で,自動車学校にて普通自動車免許を取得する場合は,一部教程が免除される。 |