森林と環境形成

担当教官(所属、所在)
非常勤講師(山形大学農学部附属演習林教授 小野寺弘道)

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
農林環境科学科
 森林科学講座3年次
講座科目
選択
前期2単位

授業の目標
 私たちの暮らしを守り、快適に、豊かにしてくれる森林について広い視点からとらえ、森林の恵みを将来にわたって上手に利用していくためには何が必要かを論議し、森林とのつき合い方の有るべき姿について学ぶ。

概要と計画
グローバルな環境問題と深くかかわりをもっている森林資源の実状について、わが国内外の様子を紹介したあと、森林の環境形成作用、森林と環境との相互作用、森林の有する多岐にわたる公益的機能のしくみ等について明らかにし、環境保全的な森林の取り扱い方に関する理論と実践について集中講義方式により学習する。

1. 世界の森林
2. 日本の森林
3. 雪と森林
4. 水と森林
5. 土と森林
6. 暮らしと森林
7. 環境保全と森づくり
8. まとめ



教室外の学習
 

教科書、参考書
テキストに準ずる資料の配付を予定している。
参考書としては以下の通りである。

只木良也:森林環境科学、朝倉書店、1997
小野寺弘道:雪と森林、林業科学技術振興所、1990
小橋澄治ほか:環境緑化工学、朝倉書店、1992
藤森隆郎:森との共生、丸善、2000

授業の形式
スライド・OHP・黒板を用いる。

成績評価の方式
出席状況とレポート内容によって総合的に評価する。集中講義方式をとるため出席を重視する。レポートは論文形式とし、60点以上を合格とする。採点は、設問に対して正しい回答となっていることに加え、平易で読みやすい文章となっていることを重視する。

履修に当たっての留意点
他の科目の履修を必要としない。授業中の質問は随時受け付ける。