森林作業システム学実習

担当教官(所属、所在)
立川史郎(農林環境科学科森林科学講座、2号館3階310号室)

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
農林環境科学科
 森林科学講座4年次
講座科目
選択
前期1単位

授業の目標
林業の作業には、地域の森林資源の状況、地形、路網の整備状況、機械化の成熟度などによって様々な形態が存在する。本実習では、実際の林業経営体あるいは事業体の伐出作業現場を訪れて、伐出作業の功程分析やコスト分析等を行なうことにより、地域の作業条件に適合した森林作業システムのあり方について理解を深める。

概要と計画
実習は3〜4名の班を単位として進められる。実習の概要説明の後、事前調査として対象地の地形、路網、労務状況、使用機械等について調べる。次いで実際の作業現場を訪れ、作業時間の観測や作業条件調査等を行なう。それらの調査結果を取りまとめの後、最後に現状作業システムの総合評価と作業改善案等についての報告会を行なう。
 第1回       実習の概要説明
 第2回〜第5回   事前調査
 第6回〜第9回   現地調査
 第10回〜第13回  調査結果の取りまとめ
 第14回 報告会(1) 各班からの発表
 第15回 報告会(2) 討論および講評 

教室外の学習
実習課題についてはあらかじめ要点をプリントで配布するので、良く予習しておくこと。

教科書、参考書
特に指定しない。適宜、必要な資料等を配布する。

授業の形式
原則として、3〜4名で構成される班を単位として実習を行なう。

成績評価の方式
出席状況(40点)およびレポートの提出(60点)により評価する。

履修に当たっての留意点
本実習を受講するにあたっては、関連科目(林業生産工学、林道工学、森林作業システム学)を受講しておくことが望ましい。