| ■担当教官(所属、所在) |
| 山下 哲郎 (農業生命科学科 4号館2階) |
| ■対象学生 | 科目の種別 | 開講学期 | 単位数 |
| 農業生命科学科 生物機能科学講座3年次 | 講座科目 選択 | 前期 | 1単位 |
| ■授業の目標 |
| 酵素タンパク質の抽出、精製、酵素化学反応の測定を行い、生化学の実験として最も基本的なタンパク質の定量法や分離分析手法を習得する。 |
| ■概要と計画 |
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サツマイモより酸性ホスファターゼを遠心分離法、硫安塩析法、イオン交換クロマトグラフィーによって精製し、酵素活性の回収率や比活性を求める。次いで、精製した酵素を用いて酵素反応の反応速度定数を求め、阻害剤による阻害の形式を決定する。精製した酸性ホスファターゼの分子量の推定をSDS-ポリアクリルアミド電気泳動法により行う。 実験計画 第 1 回 ガイダンス 第 2 回 タンパク質定量法 第3-5 回 酸性ホスファターゼの精製 第6-10 回 酸性ホスファターゼの活性測定 第11-12回 第11-12 回 SDS-ポリアクリルアミド電気泳動 |
| ■教室外の学習 |
| あらかじめ実験マニュアルのプリントを配付するので、よく読んで実験の目的や実際の操作手順を理解しておくこと。 |
| ■教科書、参考書 |
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ガイダンス時に実験マニュアルを配付する。 マニュアルテキストは生物化学研究室のホームページからもダウンロード可(http://news7a1.atm.iwate-u.ac.jp/~seika/) 参考書:新生化学実験講座1 タンパク質I 分離・精製・性質(東京化学同人) |
| ■授業の形式 |
| 実験の前に実験手順・操作の要点を説明する。実験は3、4人のグループで行う。 |
| ■成績評価の方式 |
| 出席状況、実習態度、レポートで総合的に評価する。 |
| ■履修に当たっての留意点 |
| 分子生体機能学(3年次)の講義と関連して進めるので必ず履修しておくこと。実験中は白衣を着用し、電卓、グラフ用紙を持参すること。 |