地域環境デザイン学セミナー

担当教官(所属、所在)
地域環境デザイン学講座主担当・副担当各教官(農林環境科学科・地域環境デザイン学講座)

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
農林環境科学科
 地域環境デザイン学講座3年次
講座科目
選択
後期1単位

授業の目標
 各教官から卒業研究の内容紹介を行った後,希望する研究室毎に分かれて,卒業研究に必要な基礎・応用分野について学習し,研究の内容理解を深める.

概要と計画
 平成15年度の開講になるので,その時の卒業研究テーマは未定である.現在進められている研究テーマには,次のようなものがある.

[水環境・土壌環境分野]
 ・草地におけるふん尿潅漑が水環境へ及ぼす影響と改善策
 ・清掃工場周辺土壌における有害物質調査と農産物生産への影響評価

[土壌物理分野]
  ・傾斜地における圃場整備水田の不同沈下対策
 ・土の締固め過程および締固め土における空気の挙動
 ・ペースト状態にある粘土の力学特性
 ・木材樹皮繊維の混入による土の機能改善

[水工学分野]
・リサイクル材料を用いたコンクリート製品の開発
 ・河川流蛇行を相似させる模型実験手法の開発
 ・河川内樹木の保全と洪水の安全な流下の両立対策
 ・積雪中における熱および融雪水の移動について
 ・ダム湖の水温変動と凍結の熱収支解析

[地域計画・農村整備分野]
 ・地域・社会条件に対応した農地整備
 ・地域活性化に対するグリーンツーリズムの効果
 ・住民主体の地域作りの手法

[生物保全学分野]
 ・水田の圃場整備が生物相に与える影響
 ・岩大キャンパス・演習林における鳥類相と環境利用

 第1〜3回 卒業研究予定テーマの内容紹介

 第4〜15回 各研究室毎のセミナー

教室外の学習
卒業研究テーマに関する参考書,文献等を読んだり,関連する資料の収集を進める

教科書、参考書
各研究室毎に,教科書・参考書の指定,あるいはプリント配布がある

授業の形式
第1回〜第3回は,受講者全員が一緒に卒業研究予定テーマの説明を受ける.
第4回目以降は,希望する研究室毎に分かれて,セミナー形式で受講する.

成績評価の方式
受講態度(30%)とレポート(30%),セミナーでの発表内容(40%)により評価する.

履修に当たっての留意点
疑問点,問題点を積極的に質問,討論し,研究内容の理解を進めることが重要である.