畜産各論(家禽論)

担当教官(所属、所在)
大内輝昭(農業生命科学科 非常勤講師)


 

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
農業生命科学科
 動物科学講座2年次
講座科目
選択
前期0.5単位

授業の目標
 家禽を応用動物としての視点でとらえ、遺伝、栄養、疾病等、その生物学的基礎を環境条件との関わりにおいて理解することに重点を置く。さらに、その結果として得られる性能を経済との関わりにおいてとらえ、家禽産業の中での家禽を単に生物としてではなく、経済と関連させて理解できる考え方を育成する。

概要と計画
 経済利用を目的として飼われる家禽の生物学的側面と家禽産業との関係についての概念について述べる。
 講義は、家禽の中でも代表的な鶏を中心として述べる。
 経済的側面としては、わが国における養鶏産業の発展の歴史をとおして、経済の発展が養鶏産業を変化させ、飼育管理方式だけではなく、遺伝的な改良をとおして鶏の性能までを変えていく流れを学ぶ。この流れの中から、鶏病の問題化、公害の発生、過剰生産、産地移動、流通の変化、性能に対する需要の変化等の諸変化をとおして、鶏と養鶏産業のダイナミックな関係を学ぶ。
 このような、理解に立ったうえで、鶏の生物学的側面を環境と関連させた生理学のかたちで理解する。

教室外の学習

教科書、参考書
プリントは講師により作成。

授業の形式
8時間(1日)集中講義。OHPを用いておこなう。

成績評価の方式
レポート提出。授業内容を重視し、独自性のあるものを評価する。模倣と認められるものは減点対象とする。

履修に当たっての留意点
時間ごとに出席をとる。