土木材料学実験

担当教官(所属、所在)
藤居宏一(農林環境科学科地域環境デザイン学講座、1号館308号室)

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
農林環境科学科
 地域環境デザイン学講座3年次
講座科目
必修
前期1単位

授業の目標
土木構造物の設計・施工などの基礎である土木材料主としてコンクリート材料に関する実験を行う。マニュアル通りの実験に工夫を加え,実験の意義と意味を理解すること。また実験や見学を通してコンクリート材料の知識と理解を深めることを目標とする。

概要と計画
コンクリートを構成する材料の物理的性質を調べる。それらの材料を混合してコンクリート供試体を作成し,コンクリートの物理的・力学的な試験を行う。 コンクリートの耐久性を調べる凍結融解試験,工場見学やコンクリートの性質を具体的に体感できる製品を創作する。
第1回  土木材料実験の意義と概要
第2回  セメント強さ試験
第3回  細骨材(砂)の比重・吸水率試験
第4回  粗骨材(砕石,砂利)の比重・吸水率試験
第5回  細骨材のふるい分け試験
第6回  粗骨材のふるい分け試験
第7回  コンクリー卜の配合設計(演習)
第8〜9回  試し練り,まだ固まらないコンクリートの性質
第9〜10回  コンクリートの打設,供試体の作成
第11回  工場,施工現場の見学
第12〜13回  凍結融解試験,製品試作(自由作品製作)
第14回  硬化コンクリートの強度試験
第15回  まとめ

教室外の学習
工場,施工現場の見学。
実験データの整理とレポートの作成 。

教科書、参考書
教科書:土木材料実験指導書(土木学会) 1,300円
教 材:プリント、「土木材料学」のノート及び教材
参考書:コンクリート標準示方書規準編 規準編(土本学会) 6,000円

授業の形式
見学のほかは受講者自身が実験を行う。

成績評価の方式
出席状況と実験への取組み方などの平常点(50%前後)及びレポートによる実験内容の理解度(50%前後)を判定し,60%以上を合格とする。


履修に当たっての留意点
自ら積極的に実験に取組むことが重要である。
事前に履修すべき科目:土木材料学