内分泌学

担当教官(所属、所在)
谷口和之(獣医学科、農学部2号館2階(平成13年9月まで)あるいは農学部3号館2階(平成13年10月から),森松正美(獣医学科、農学部4号館2階(平成13年9月まで)あるいは農学部3号館3階(平成13年10月から)

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
獣医学科3年次講座科目
必修
後期1単位

授業の目標
生体機能は主として神経系と内分泌系によって調節されている。ホルモンを中心とした液性伝達物質を制御因子とする内分泌系について個体から分子レベルまで体系的に学び、内分泌疾患等を理解するための基盤を築く。

概要と計画
内分泌学では,まず、ホルモンによる生体機能調節の一般原則を学ぶ。ホルモン分子の化学構造、合成・分泌調節、受容体との結合、細胞内情報伝達、作用の発現、および生体内における統御システムの全体像などについて理解する。さらに、個々のホルモンの性質や機能も学ぶ。

1) 内分泌臓器の形態 I
2) 内分泌臓器の形態 II
3) 内分泌細胞の形態 I
4) 内分泌細胞の形態 II
5) ホルモン分子の構造
6) ホルモンの合成と分泌
7) 受容体と細胞内情報伝達 I
8) 受容体と細胞内情報伝達 II
9) ホルモンと代謝調節 I
10) ホルモンと代謝調節 II
11) ホルモンと代謝調節 III
12) 各種ホルモンの性質と機能 I
13) 各種ホルモンの性質と機能 II
14) 各種ホルモンの性質と機能 III
15) まとめ

教室外の学習
 教科書を読んで予習してから授業に臨むこと。授業後は,プリントや参考書の内容も含めて復習し,理解を深めること。また,授業内容に関連した文献を教材としてレポートを課す機会を数回設ける。

教科書、参考書
教科書:新生化学入門(中島邦夫ら著,南山堂出版)獣医生理学(高橋迪雄監訳,文永堂),参考書:標準分子医科学(藤田道也ら編,医学書院)

授業の形式
講義中心の形式とし,プリント,OHPを利用してできるだけ視覚的に印象づける.

成績評価の方式
平常点(授業態度および課題レポート)40%,学期末テスト60%の割合で評価する.

履修に当たっての留意点
本科目は,他の基礎・応用科目を理解すための基本となる.予習・復習をおろそかにせず,理解に努めること.質問は随時歓迎.