農薬学実験

担当教官(所属、所在)
柿木和雄(農学部4号館・108号室)

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
農業生命科学科
 生物機能科学講座3年次
講座科目
選択
後期1単位

授業の目標
 殺菌剤イソプロチオランを有機合成し、その合成をとおして化学反応を行う場合の基礎的な考え方、反応溶剤、分離精製法、構造解析法を学ぶ。

概要と計画
 マロン酸、二硫化炭素、ジブロモエタン、イソプロピルアルコールを原材料、ベンゼン、テトラヒドロフランを溶剤として反応を行う。抽出、精製、結晶化を行い、結晶についてマススペクトルを測定し、、そのスペクトルの解析から合成生成物の構造を解析する。

第1回実験講義合成方法の検討
第2回実験講義合成方法について
第3回実験講義分離方法について
第4回試薬の調整、実験装置の組み立て
第5回エステル部分の合成
第6回エステル部分の精製、収量測定
第7回エステル部分の収量の測定および合成方法の再検討
第8回エステル部分の再合成、精製
第9回二硫化炭素、ジブロモエタンの付加
第10回イソプロチオランの精製、収量測定、合成方法の再検討
第11回二硫化炭素、ジブロモエタンの付加
第12回イソプロチオランの精製、収量測定
第13回薄層クロマトによる検討
第14回再結晶
第15回マススペクトルの測定、解析

教室外の学習

教科書、参考書
有機化学、一般化学の講義ですでに使用した教科書を利用

授業の形式
グループ単位で実験を行う

成績評価の方式
出席およびレポートで評価する

履修に当たっての留意点
時間割ではなく、講座の学生実験スケジュールで集中的に行う。