農薬利用学

担当教官(所属、所在)
柿木和雄(農学部4号館・108号室)

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
農業生命科学科
 生物機能科学講座2年次
講座科目
選択
後期2単位

授業の目標
 農作物を病害虫や雑草害から保護し、農業の生産性を上げるために使用する農薬の基礎的知識を習得し、農業技術者として生産に携わる場合の農薬の利用法を学ぶ。

概要と計画
 農薬の毒性と使用基準、農薬に対する抵抗性(耐性)の発現機構等の基本的事項を講義し、殺菌剤、除
草剤、殺虫剤についてその特性と利用法を具体的に講義する。


第1回 農薬の歴史
第2,3回 農薬の慢性毒性、急性毒性、環境毒性、最大無作用量、1日摂取許容量と使用基準の関連
第4回 農薬に対する抵抗性(耐性)の発生、発達機構
第5,6回 水稲用殺菌剤の化学特性、作用特性と利用法
第7回 果樹、蔬菜用殺菌剤の化学特性、作用特性と利用法
第8,9回 水稲用除草剤の殺草原理、水稲用除草剤の化学特性、作用特性と利用法
第10回 その他の除草剤の毒性、化学特性、作用特性と利用法
第11,12回 有機リン系殺虫剤の毒性、化学特性、作用特性と利用法
第13回 有機カーバメイト系殺虫剤の毒性、化学特性、作用特性と利用法
第14回 合成ピレスロイド系殺虫剤の毒性、化学特性、作用特性と利用法
第15回 その他の殺虫剤の毒性、化学特性、作用特性と利用法

教室外の学習

教科書、参考書
新農薬学概論(本田、赤塚、佐藤、近内共著、朝倉書店)を参考書として使用する

授業の形式
黒板を用いて講義する

成績評価の方式
学期末に試験する

履修に当たっての留意点