分子生体機能学

担当教官(所属、所在)
山下 哲郎 農業生命科学科(4号館2階)

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
農業生命科学科
 生物機能科学講座3年次
 食品健康科学講座3年次
講座科目
選択
前期2単位
農林環境科学科
 森林科学講座年次指定無し
講座外科目
選択

授業の目標
生物の持つ機能のほとんどは酵素の働きによるものであり、酵素の構造と反応機構を詳しく解析することにより生体機能を分子レベルで理解することが可能となり、酵素の高度利用や機能開発を進めることができる。この講義は、酵素を研究・利用するための最も基本的な知識を習得することを目的とし、酵素反応論と酵素反応の分子機構を中心に解説する。

概要と計画
第 1 回 酵素研究の歴史
第 2 回 酵素(タンパク質)の構造
第3,4 回 酵素の精製法
第5-8 回 酵素反応速度論の基礎 
第9-12回 酵素の活性中心と触媒反応のメカニズム
第13,14回 酵素活性の調節のしくみ

教室外の学習
講義でで使用するOHP等をまとめたプリントを毎回配付するので復習をしっかりやってほしい。特に一度説明した基本的な用語・略号などは次回からそのまま用いるので、必ず理解しておくこと。

教科書、参考書
教科書は使わない。教材・参考資料としてプリントを配付する。
参考書:ヴォート生化学 第2版(東京化学同人)
ホートン生化学(東京化学同人)

授業の形式
プリント、OHP、ビデオプロジェクター等を用いる。

成績評価の方式
期末試験で評価する。

履修に当たっての留意点
基礎生化学(2年次)を履修しておくことが望ましい。