無機化学概論

担当教官(所属、所在)
中舘興一(非常勤講師)

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
農業生命科学科1年次学科共通科目
選択
後期2単位

授業の目標
 農業生命科学の実践に際して水溶液化学、電気化学と応用し、発光ならびに吸光光度法などを利用するための基礎事項を学ぶ。

概要と計画
 大学初年級向けの無機化学入門書「基礎無機化学」に準拠し、その3分の2約100ぺージ分を下記授業計画によって学習する。内容項目は厳選されており、自学自習によってさらに成果が上がるものと期待される。第 1  回 原子と元素、同位体
第 2  回 原子核の崩壊、元素の地殻存在度
第 3  回 水素の発光スペクトル、原子モデル
第 4  回 原子の電子配置、元素の周期性
第 5  回 金属の性質、イオン化エネルギー
第 6  回 イオン半径、AXの結晶構造
第 7  回 イオンの水和エネルギー、溶解度の規則性
第 8  回 濃度の表示方法、溶解度積
第 9  回 ブレンステッドの酸塩基、水のイオン積
第 10 回 酸塩基の解離度定数、pKaとpKb
第 11 回 塩の加水分解、緩衝溶液
第 12 回 酸化還元の定義、半反応
第 13 回 標準水素電極、標準電極電位
第 14 回 濃淡電池、ネルンストの式
第 15 回 試験

教室外の学習
 教科書、参考書等により、授業の進行に見合った自学自習を期待する。また、テーマを示し、レポートの提出を課する。

教科書、参考書
教科書「基礎無機化学」一国雅巳著 裳華房
参考書「肥料の来た道帰る道」高橋英一 著 研成社   
   「リン」 井上勝也 監修 金澤孝文 著 研成社

授業の形式
 教科書を中心とした講義形式

成績評価の方式
 授業後の小テスト、レポートの提出、期末試験、出席等の総合評価

履修に当たっての留意点
 授業への参加を重視する。したがって毎回出席をとる。