■担当教官(所属、所在) |
猪内正雄(農林環境科学科森林科学講座、2号館3階311号室) |
■対象学生 | 科目の種別 | 開講学期 | 単位数 |
農林環境科学科 森林科学講座2年次 | 講座科目 必修 | 後期 | 2単位 |
■授業の目標 |
森林を造成・育成し、森林から木材を収穫するための林業生産に関する作業技術とそのあり方を学習する。すなわち、もっとも経済的でまた労働安全性が高くしかも森林環境を損なうことの少ない作業技術に関して、具体的な作業計画方法、作業の手順、機械の導入方法、評価手順などについて理解し、そしてこれからの林業生産技術のあり方について考える力を養うことを目標とする。 |
■概要と計画 |
「林業工学」を教科書として、前半は林業生産技術に関する基礎事項を整理する。すなわち、林業生産の場としての地形・地表条件や道路網の条件などを、さらに生産技術の評価要因としての生産性、労働の安全性、対環境特性などについて概説する。後半は、造林・育林および伐採・搬出などの個別の作業について、計画法、作業法、機械の導入方法、について講義する。 1.林業経営と林業生産工学、2.伐出作業の工程と方法、3.林業生産の場としての地形・地表条件、4.路網密度と路網配置、5.生産性とコスト、6.作業の安全性と労働強度、7.伐出作業が森林環境へ与える影響、8.伐木造材、集材、運材の作業方法、9.造林・育林の作業方法、10.伐出および造林・育林作業の現状とこれからのあり方 |
■教室外の学習 |
予め講義録を配布するので、テキストと併せて必ず予習を行い、授業後の質問及び意見の発表・交換に備えること。 |
■教科書、参考書 |
「林業工学」上飯坂 實編著 地球社を、教科書として使用する。 参考書等については、講義の都度紹介する。 |
■授業の形式 |
OHPおよびスライドを使用して講義する。 |
■成績評価の方式 |
授業の度ごとに行う小テストの結果(60点)および授業への出席状況(40点)を総合して評価する。 なお、出席率60%未満の者には、単位を与えない。 |
■履修に当たっての留意点 |
授業における講義内容に関する質問及び意見の発表・交換を期待する。 |