林道工学実習

担当教官(所属、所在)
澤口勇雄(附属演習林,教育研究部)

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
農林環境科学科3年次講座科目
選択
前期演習林実習と後期2単位

授業の目標
林道工学で講義した内容について理解を深め,林道計画や林道設計技術を確実に修得することを目標とする。

概要と計画
授業は3年次9月に行われる3泊4日の演習林実習と,3年次後期の学内における実習・演習によって行われる。演習林実習では実際の森林を対象に林道路線測量,林道設計図書の作成が行われる。3年後期の学内実習・演習では,演習林実習で作成した林道設計書をもとに数量計算や工事費の算定が行われる。さらに,林道路線選定,ゾーニングや路線評価法などの林道網計画法に関すること,排水施設や擁壁など構造物設計に関する実習・演習とあわせて林道工事現場見学も行われる。
1.演習林実習(3泊4日) 林道路線設計
2. 学内における実習・演習 
第1〜3回 林道網計画
第4〜5回 林道工事費の算出
第6〜8回 林道擁壁と排水施設の設計
第9〜10回 作業道の作設計画
第11〜12回 林道工事現場見学
第13〜14回 林道環境の計測
第15回   林道設計図書成果品の完成

教室外の学習
林道工学の授業内容を理解しておく必要がある。

教科書、参考書
授業毎に作成されたプリントを使用する。「新林業土木学」上飯坂實編著(朝倉書店)が参考になる。

授業の形式
5〜6名で構成された班毎に与えられた課題について実習・演習を行い,その成果を提出する。

成績評価の方式
出席状況及び実習・演習毎に提出される成果・レポートによって評価する。出席率2/3以下は単位を与えない。

履修に当たっての留意点
出席を重視する。質問は授業中等随時受け付ける。「森林測量学U」と併せて履修すると良い。演習林実習経費として,食事の実費(1泊3食1500円程度)が必要である。