応用力学

担当教官(所属、所在)
藤井 克己(農林環境科学科,地域環境デザイン学講座,7号館3階)

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
農林環境科学科
 森林科学講座2年次
 地域マネジメント学講座2年次
学科共通科目
選択
前期2単位
農林環境科学科
 リサイクル生物生産工学講座2年次
 地域環境デザイン学講座2年次
学科共通科目
必修

授業の目標
力学系の専門科目を学習する上で必要となる基礎的な体系を習得することを目標とする。すなわち質点系の力学を中心としたニュートン力学を概括するとともに,剛体の力学におけるモーメントや断面力などの基本的な考え方に習熟する。加えて弾性体と捉えたときの応力とひずみの概念についても学習する。これらの力学は既に体系づけられたものであり,部分的な理解が可能となるものではない。このため応用力学の全般にわたる習熟を目標におく。

概要と計画
授業の概要と各回の計画は以下の通りである。テキストおよびプリントを使用し,演習形式により,授業中の理解の徹底を図る。
第1回 力学の歴史
第2回 ニュートン力学とエネルギ保存則
第3回 力の表示と釣り合い式
第4〜6回 曲げモーメントと断面力の分布
第7〜9回 応力とひずみ
第10〜12回 応力と断面係数
第13〜14回 モールの応力円
 第15回 予 備

教室外の学習
随時,演習問題を課すので,教室外で復習の上,リポートとして次回に提出する。

教科書、参考書
参考書は,「基礎土木シリーズ 1 構造力学(上)」(崎本達郎著,森北出版,\2,500)を使用する。必要に応じて印刷物を配布する。

授業の形式
講義に加え,随時,演習問題を課し,リポートの提出を求める。

成績評価の方式
学期末試験(60%)と,リポート形式の演習問題(40%)の結果を総合的に評価する。力学法則を公式として機械的に覚えるのでなく,与えられた課題に的確に適用できる能力を重視する。このため期末試験には,ノート類の持ち込みを可とする。60点以上を合格点とする。

履修に当たっての留意点
「農学のための物理学」を履修しておくことが望ましい。
出席を毎時間とり,成績評価の参考とする。