■担当教官(所属、所在) |
鷲盛 精(農業生命科学科 非常勤講師) |
■対象学生 | 科目の種別 | 開講学期 | 単位数 |
農業生命科学科 動物科学講座2年次 | 講座科目 選択 | 前期 | 0.5単位 |
■授業の目標 |
飽食の時代の中、消費者は消費行動が多様化し、求められる食品は量から質へと変化している。とりわけ、安全で健康に良い物という、いわば食品の機能に更に信頼感と充足感が期待されている。ここで地域の発展と農家経営の安定につながる高品質・高付加価値の豚肉生産を目標に、養豚技術の基本及びこれからの養豚のあり方について述べる。 |
■概要と計画 |
○ 海外の養豚事情 特に日本が多く輸出している台湾、デンマ−ク、アメリカ。今後輸入が多くなると予想される中国の養豚。 ○ 消費者ニーズへの対応 高品質、安全・健康な豚肉の生産。豚肉はコレステロール含有量が少なく、ビタミンB1が多い。 ○ 生産性向上と経営改善 記帳・記録に基づく経営改善。飼養管理技術の高位平準化。生産コストの低減。負債原因の把握。後継者養成。 ○ 育種改良 国内の系統造成と国産ハイブリット豚の生産。外国産ハイブリット豚の進出。 ○ 銘柄豚の生産 確かな素豚、一定の交雑・飼料給与・出荷条件。イワテハヤチネポーク(南部ロイヤル)など産直の事例 ○ 豚群清浄化による安全性及び生産性の向上 豚病発生による経済損失と消費者イメージの低下。防疫対策とワクチン摂取。清浄豚への集団変換技術。 ○ 畜産環境保全対策 糞尿処理方法及び排泄量の低減。 ○ 養豚における革新技術の開発研究 遺伝子を応用した強健、多産、美味豚の作出等。 |
■教室外の学習 |
■教科書、参考書 |
テキストは講師が配布する。参考教材も講師が持参する。 |
■授業の形式 |
プリント、ビデオ、スライド等を利用する。 |
■成績評価の方式 |
レポートに授業中の演習問題等を加味。 |
■履修に当たっての留意点 |
出席を毎時間とる。 質問は授業中及び休憩時間。 |