畜産各論(肉牛論)

担当教官(所属、所在)
山岸敏宏(農業生命科学科非常勤講師)

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
農業生命科学科
 動物科学講座3年次
講座科目
選択
前期0.5単位

授業の目標
 肉用牛、特に和牛の展開課程をみるとともに、輸入牛肉の攻勢が続く中でのわが国の育種改良事業及び繁殖・肥育経営の実態を解脱し、今後の肉用牛生産のあり方を述べる。

概要と計画
◯ 和牛の展開課程
和牛の4品種の成立過程。役肉牛から肉用牛への転換。飼養頭数の変遷。種牛の改良と改良組織。

◯ 最近の肉用牛をめぐる情勢
牛肉生産量と輸入量。アメリカ・オーストラリアの対日輸出戦略。和牛のアメリカ・オーストラリアへの流出。子牛価格・枝肉価格の動向。子牛の生産者補給金制度。
 
◯ 肉用牛の育種改良事業
能力検定による種雄牛の造成。育種組織。育種価による淘汰選抜。

◯ 肉用牛(繁殖・肥育)経営の実態
複合経営及び専業経営

◯ 今後の肉用牛の展開方法
川下から川上へ−消費者と提携した生産−産地直結(直送)。産肉情報収集による育種改良事業。繁殖・肥育の地域(個別)一貫生産事業の追求。

◯ 肉用牛生産への新技術導入
受精卵移植、超音波測定、牛DNAによる育種

教室外の学習

教科書、参考書
テキストは講師が配布する。参考書は特になし。

授業の形式
プリント、スライド等を利用する。

成績評価の方式
出席率とレポートの成績を加味する。

履修に当たっての留意点
出席は午前・午後にとる。質問は授業中及び休憩時間。