基礎物理学演習

担当教官(所属、所在)
倉 島 栄 一 (農林環境科学科)
立 川 史 郎 (農林環境科学科)

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
全学科1年次学部専門基礎科目
選択
後期1単位

授業の目標
 科学事象を複眼的に理解するためには,物理の基礎知識を習得することが必要である。本演習では,物理学への理解と関心が多様におよぶ学生の受講を前提として,物理系専門科目を履修していく上で,必要とされる物理学の基礎学力を養成することを目標とする。

概要と計画
 全範囲から大学教養課程物理の範囲の演習を行う。特に,SI単位,力と運動,熱力学,波動,電気について重点的に行う。さらに,これらの知識を専門科目へ応用できるよう,専門科目に対応した例題も含めて演習を行う。

 第1回    SI単位系
 第2・3回  運動の法則
 第4・5回  エネルギー保存則
 第6回    重心・モーメント
 第7回    固体の弾性
 第8〜10回  熱力学
 第11・12回  波動
 第13・14回  電気と電流,電磁気
 第15回    評価


教室外の学習
予習・復習のほか,授業内容の理解を深めるため,教科書ならびに授業期間中に配布する練習問題に習熟すること。

教科書、参考書
教科書:高校の「物理」の教科書。
参考書:@専門基礎科目「物理」または「農学のための物理学」の教科書
    A小出昭一郎:物理学(三訂版),裳華房など

授業の形式
重点事項の解説と基礎的な問題を解く演習を組み合わせて行い,全員が必要な基礎学力を身につけるよう留意する。

成績評価の方式
学期末のテスト(60%),授業時に課したレポート(20%)及び出席状況(20%)で評価し,60%以上を合格とする。

履修に当たっての留意点
出席を毎時間とる。理解不十分の者は,授業時間内外ともに担当教官と積極的に接触し,基礎学力の向上に努めること。特に,高校で物理学を学習していない学生は,履修したほうが望ましい。