食品加工工学

担当教官(所属、所在)
小 出 章 二(農林環境科学科)1号館3階

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
農林環境科学科
 リサイクル生物生産工学講座3年次
講座科目
選択
後期2単位

授業の目標
農産物加工工場や食品工場の未資源利用の活用を考えるに当たり,工場内加工施設の意味づけを知ることは必要不可欠なことである.この講義では,はじめに収穫された農産物や農産物加工品および食品を取り扱うにあたり,その加工方法の基礎的知見を養成することに焦点をおく.これらの知見とともに,未資源利用の活用を考えられるよう期待する.

概要と計画
農産物加工工場や食品工場で使われるいろいろな装置や加工方法の特徴を平易に説明するとともに,装置の設計や操作法の選定について役に立つ知識を提供する.本講義では,加工装置について,できるだけ視覚的に説明し,装置のメカニズムを理解させる.また農産物や食品加工操作は,化学工学的な知識が求められ,たびたび数式を用いて表現されるが,本講義では数式について,その読み方や書き方を定性的・感覚的に理解させるよう努める.講義では,副次的に産する未資源利用についても説明する.

教室外の学習
授業後の復習を望む.
化学工学,植物生理学関連の本を読むと理解を助長させるであろう.

教科書、参考書
教科書:林 弘通ら,基礎食品工学,建帛社.
を教科書とする予定である(ガイダンス時に改めて指定する)
参考書:松野隆一・矢野俊正,食品物理化学,文永堂出版
   :種谷真一:食品工学ハンドブック,工業調査会
   :化学工学協会編,化学工学,槇書店
   :P.W.ATKINS,物理化学要論,東京化学同人
    をおすすめする.

授業の形式
通常の講義形式であるが,ビデオやOHPを使って視覚的理解に努める.

成績評価の方式
出席,課題レポ−トおよび期末テストにより評価する.
100点満点中60点以上の者に単位を与える.

履修に当たっての留意点
時代のニ−ズにあった授業計画,教科書をガイダンス時に改めて公表する.