生産システム知能化論

担当教官(所属、所在)
庄野浩資(農林環境科学科、1号館)

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
農林環境科学科
 リサイクル生物生産工学講座3年次
講座科目
必修
後期2単位

授業の目標
 高品質な作物生産を効率的かつ持続的に行うためには、トラクタなどの農業機械やコンピュータなどの情報機械を上手に利用することにより、複雑な栽培管理作業の中で、人間が観や経験に頼って判断し実行するゆえに不確実な部分を極力なくすことが望まれる。一方、近年の情報処理技術の進歩はめざましく、従来では人間が考えて判断しなければならかったこれらの作業を、ファジー理論や人工知能、さらにはニューラルネットワークなどの新しい情報処理手法を用いて代替させることが可能となりつつある。今後農学研究者はもちろんのこと、進歩的農作業従事者は、様々な問題現場において、これらの手法の理解を必要とされる機会が増えると考えられる。そこで本授業では、コンピュータを得意としない学生も排除せず、これらの手法の基本的な理解がなされて、最終的にはある程度実用的な応用も可能となることを目指す。

概要と計画
第1・2回 人工知能理論(1)
第3・4回 人工知能理論(2)
第5〜8回 ファジイ理論
第9〜11回 ニューラルネットワーク理論
第12〜14回 応用演習

教室外の学習
 本授業では、折に触れパソコンのキーボードになるべく長時間ふれて『自ら理論を修得する』という積極的な姿勢がないと充分な学習効果が望めない。欠席した場合は,授業の空き時間などを利用して個別に取り組むこと。

教科書、参考書
特になし。必要に応じて演習中にプリントを配布する。


授業の形式
OHPあるいはプロジェクターを利用して行う。

成績評価の方式
出席の状況と,授業への取り組み、さらにはレポートの完成度から総合的に行なう。

履修に当たっての留意点
特になし。