生物計測制御工学

担当教官(所属、所在)
原 道宏 ・ 庄野 浩資(農林環境科学科、1号館4階)

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
農林環境科学科
 リサイクル生物生産工学講座2年次
講座科目
必修
後期2単位

授業の目標
農業及びリサイクル生物生産工学分野における計測と制御の原理・技術について学ぶ。本講義の対象は、生物資源(動物・植物)をはじめ、空気、水、土壌、食品、生物生産機械・施設、農産機械などである。学習目標は、(1)これらの対象の諸現象に力学、熱学などの物理法則が適用されること、(2)計測と制御は主として電磁気学をはじめ、力学、熱学などの物理法則と数学定理に基づいていること、及び、(3)実際にどのように対象の計測制御を行うのかを学ぶことにある。

概要と計画
計測制御を応用する立場としての基礎を学習する。そのために、「計測」、「制御」、「対象別課題」の3部について講義する。第1部と第2部において計測と制御の基礎を講義する。第3部は農業及びリサイクル生物生産工学分野における計測制御の対象別課題について講義する。
講義においてはOHPなどでなるべく視覚的に理解させる。
 次の内容を講義する。
@ 序論: 計測制御とは         G 制御理論
A 生物物理現象とその計測        H 対象別計測制御序論
B 各種センサと物理法則         I 土と水に関する計測制御
C エレクトロニクス回路         J 微気象に関する計測制御
D データの取得             K 栽培に関する計測制御
E データの解析             L 農業機械施設に関する計測制御
F 生物物理系の制御           M 画像処理・光計測

教室外の学習

教科書、参考書
教科書:「農学・生物学系のための電気電子計測」、橋本 康編著、オーム社、2,800円
教材:  参考資料は随時配布する。
参考書: 授業の中で示す。

授業の形式
通常の講義形式であるが、ビデオやOHP等の視聴覚方式を併用する予定である。

成績評価の方式
出席と修得状況をもとに評価する。

履修に当たっての留意点
毎回出席をとる。ノートをしっかりとること。