■担当教官(所属、所在) |
長澤孝志(農業生命科学科・食品健康科学講座、4号館308号室) |
■対象学生 | 科目の種別 | 開講学期 | 単位数 |
農業生命科学科 食品健康科学講座3年次 | 講座科目 必修 | 前期 | 1単位 |
■授業の目標 |
食品成分が体の中でどのように利用され、生体の恒常性を保つか理解し、その栄養機能性を知るためには実験動物を用いたin vivoの実験が必要である。この授業では、実験動物としてラットを用い、食品タンパク質の栄養学的な評価を行う。さらに、タンパク質代謝に関連した酵素の活性測定を通じて、実験材料の生化学的な取り扱いとタンパク質代謝の調節について学ぶ。 |
■概要と計画 |
本実験では、食品タンパク質の栄養評価として、タンパク効率、生物価などの生物学的評価と、アミノ酸価という化学的評価を行い比較する。また、肝臓の尿素回路関連酵素活性の測定から、実験材料の生化学的な取り扱い方を学ぶ。 第1回 実験内容の講義 第2回 飼料の調製 第3回〜第11回 ラットの飼育、飼料の分析、窒素出納の測定 第12回〜第14回 血液成分の分析、酵素活性の測定 第15回 実験のまとめ |
■教室外の学習 |
本実験の概念は2年次の栄養化学で講義を行っている。栄養化学の教科書やノートを充分復習すること。 |
■教科書、参考書 |
教科書は用いず、本授業のためのテキストを準備する。参考書としては「実験応用生命化学」(東京大学大学院農学生命科学研究科編、朝倉書店、「栄養生理・生化学実験」(近藤編、朝倉書店)などがある。 |
■授業の形式 |
実験を中心として、関連する講義も行う。 |
■成績評価の方式 |
出席とレポートを総合的に判断するが、全回出席を原則とする。 |
■履修に当たっての留意点 |
質問は随時受け付ける。なお、本実験は時間割の曜日とは関係なく集中で行う。 |