動物遺伝育種学 I

担当教官(所属、所在)
松原和衛(生命・動物科学講座、農学部6号館2階)

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
農業生命科学科
 動物科学講座2年次
講座科目
必修
後期2単位
獣医学科2年次講座外科目
選択

授業の目標
動物遺伝育種学氓ヘ遺伝学を基礎とし、動物の遺伝様式について理解するとともに、それを応用した家畜の育種がどのように進められるのかなど、動物生産の場における基礎的知識を習得することを目標とします。

概要と計画
概要 
 動物遺伝育種学氓フ講義は、動物遺伝と家畜育種の2部構成となっており、教科書を基にして、古典的遺伝現象と集団遺伝学へと進み、さらにそれらを応用した家畜育種の方法について講義します。

授業計画
 第 1回 動物遺伝育種学について
 第 2回 遺伝子と遺伝のしくみ
 第 3回 種々の遺伝現象(1)
 第 4回 種々の遺伝現象(2)
 第 5回 集団遺伝学と遺伝子頻度(1)
 第 6回 集団遺伝学と遺伝子頻度(2)
 第 7回 遺伝子頻度の平衡を乱す要因(1)
 第 8回 遺伝子頻度の平衡を乱す要因(2)
 第 9回 遺伝率(1)
 第10回 遺伝率(2)
 第11回 選抜と正確度(1)
 第12回 選抜と正確度(2)
 第13回 交配法(1)
 第14回 交配法(2)
 第15回 各家畜の改良

教室外の学習
遺伝学概論を受講し、統計学をある程度理解していることが望ましい。

教科書、参考書
講義は、動物遺伝育種学入門(新城明久 著、川島書店、1992年)を教科書として使用します。参考書として、家畜育種学(水間 豊、猪 貴義、岡田育穂 著、朝倉書店、1982年)を挙げておきます。これは、図書館に所蔵しています。

授業の形式
通常の講義ですが、理解を助けるために、スライドやOHPおよびプリントを配布します。

成績評価の方式
学期末のペーパーテストで評価しますが、レポートも課します。
出席も重視します。5回以上の欠席で単位は出しません。

履修に当たっての留意点
出席は毎回取ります。質問は、授業中、その後は教官室で随時受け付けます。