農学のための生物学

担当教官(所属、所在)
竹原明秀(人文社会科学部環境科学課程環境生物学、3号館)
吉田勝一(人文社会科学部環境科学課程環境生物学、2号館)
牧 陽之助(人文社会科学部環境科学課程環境生物学、2号館)
平野紀夫(農学部獣医学科応用獣医学、1号館移転中)
高畑義人(農学部農業生命科学科生物機能科学、2号館)
塚本知玄(農学部農業生命科学科食品健康科学、4号館)
小林晴男(農学部獣医学科基礎獣医学、7号館移転中)
原 茂雄(農学部獣医学科臨床獣医学、1号館移転中)
橋爪 力(農学部農業生命科学科動物科学、1号館移転中)
津田修治(農学部獣医学科応用獣医学、6号館)
佐野宏明(農学部農業生命科学科動物科学、4号館移転中)
斎藤靖史(農学部附属寒冷バイオシステム研究センター)
*上記移転中とは、建物改修後に 農学部3号館に戻る。

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
全学科1年次学部専門基礎科目
選択
前期2単位

授業の目標
 生物は多種多様であると同時に多くの共通部分を持っている。生物の進化や分類を学ぶことは、生物の多様性と共通性の要因となる遺伝子DNAの本質的理解につながる。また生物が生命を維持し子孫を残すための諸活動は、非常に複雑で精巧な機構によって統一のとれた調節が行われており、この分野の基本的理解は、農学(特に生物系分野)の専門的知識の理解に重要である。本講義の目標は、専門分野の履修時に必要となるこれら生物学分野(農学のための生物学)に関する一般教養的基礎知識を修得することにある。

概要と計画
 履修申告後、学科別に区別することなく受講学生を3クラスに分けて授業を進める。全体として農学専門教育への架け橋となる生物学の基礎知識を学ぶが、それぞれの項目は、担当教官ごとに特色を持たせた講義内容となっている。

     項 目        担当教官
第一部 進みゆく生命の流れ
 生物学の歩み(1)      竹原明秀 (人文社会科学部)
 生物学の歩み(2)      竹原明秀
 生物分類の基礎        吉田勝一 (人文社会科学部)
第2部 原核細胞生物から植物へ
 細胞分裂           牧 陽之助(人文社会科学部)
 生体と微生物         平野紀夫 (農学部)
 植物の生殖と進化       高畑義人 (農学部)
 植物における物質輸送     塚本知玄 (農学部)
第3部 動物における調節のしくみ
 動物の体のしくみ       小林晴男 (農学部)
 神経系の役割         原 茂雄 (農学部)
 内分泌系の役割        橋爪 力 (農学部)
 呼吸・循環系の役割      津田修治 (農学部)
第4部 動物の個体維持と生殖
 消化と栄養          佐野宏明 (農学部)
 生殖と発生          斎藤靖史 (農学部)

教室外の学習
復習を充分に行う。
資料の配付があったときには、復習及び整理を行う。
講義予定項目について図書館などで予備学習をすることが望ましい。

教科書、参考書
特に定めない。各教官が必要に応じて資料等を配布する。

授業の形式
基本的に講義であるが、教官によって変わることがある。

成績評価の方式
試験、レポート、及び平常の成績(出席状況等)によって行う。

履修に当たっての留意点
担当教官により授業の進め方が違うが、いずれも生物学に興味と関心をもって受講すること。