公衆衛生学

担当教官(所属、所在)
鈴木忠彦(食品健康科学講座副担当,獣医学科基礎獣医学講座)

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
農業生命科学科
 食品健康科学講座4年次
講座科目
選択
前期1単位

授業の目標
現代の私達の「健康」にとっての問題点は何であるのか? 公衆衛生学はこうした課題を明らかにし,解決策をたて,そして目標を実現しようとする。

概要と計画
 個々人が病気から身を衛る科学が衛生学であるのに対して,広く社会的な対策を講じなければならないので公衆衛生学が誕生することになった。公衆衛生学の範囲は広いが,授業計画に示すように,限られた時間内に消化できるように精選された内容に絞られている。
 本科目は獣医学科の教官によって授業が行われるが,主として人を対象とした内容である(このため獣医公衆衛生学とは別内容となっている)。

第 1回 公衆衛生学の課題
第 2回 健康指標と疫学
第 3回 空気と健康
第 4回 上水,下水と廃棄物
第 5回 環境汚染と公害
第 6回 公衆栄養と食品衛生
第 7回 ヒトの感染症とその予防
第 8回 ヒトの遺伝と染色体異常
第 9回 産業保健
第 10回 精神保健
第 11回 成人保健と老人保健
第 12回 リハビリテーション
第 13回 医療の倫理
第 14回 医療制度と医療政策
第 15回 国際保健

教室外の学習
課題が課される場合がある。

教科書、参考書
教科書:「コンパクト公衆衛生学」(千葉百子編,朝倉書店)

授業の形式
黒板使用。

成績評価の方式
学期末試験および出席率で評価する。

履修に当たっての留意点
出席しないと単位がでない。