農学のための化学

担当教官(所属、所在)
責任担当教官 平 秀晴(農業生命科学科、4号館204号室)
山下哲郎(農業生命科学科)
礒部公安(農業生命科学科)
長澤孝志(農業生命科学科)
小藤田久義(農林環境科学科)
颯田尚哉(農林環境科学科)
森松昌美(獣医学科)
木藤新一郎(寒冷バイオシステム研究センター)

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
全学科1年次学部専門基礎科目
選択
前期2単位

授業の目標
今日の生命科学を志す学生にとって化学の基礎学力はまちまちである。そこで本講義では、生命科学の理解に最低これだけは知ってほしい化学の基礎知識を高校の化学のレベルで分かり易く説明する。化学を不得意とする学生には、高校の化学の復習する意味で、初歩的な教科書を使用するので、予め予習をしてきてほしい。

概要と計画
講義の内容は、無機化学、物理化学、有機化学の基礎を幅広く学ぶように、進める。特に原子の構造と化学構造式の意味、化学反応の量的関係や、化学反応速度、酸塩基と酸化還元など、専門課程の生命科学を学ぶ上で、これだけは是非必要と思われる項目について重点的に説明を加える。
第1〜3回 原子とその構造
      元素と原子、原子の電子配置
  (担当 教員 山下、颯田)
第4〜6回 分子とその形
      分子の構成、電子の動き
  (担当教員 長澤、平) 
第7〜9回 化学平衡と反応速度
      モル濃度、化学平衡
  (担当教員 礒部、小藤田)
第10〜12回 酸塩基と酸化還元
      pH、緩衝液、酸化還元反応
  (担当教員 木藤、森松)

教室外の学習
教科書にそって授業計画をたてているので、予習復習をすること。

教科書、参考書
“大学生の化学”(三共出版 大野惇吉著)を教科書として使用する。

授業の形式
講義を中心とした授業形態をとる。

成績評価の方式
講師の先生は3回毎に交代する。3回目の講義に小試験をして、各回の4名の先生の小試験を総合して判定する。



履修に当たっての留意点
高校や入学試験で化学を専攻しなかった学生を対象とする。より深く勉強したい学生は「化学」を受講することを勧める。