■担当教官(所属、所在) |
内藤善久(獣医学科) 原 茂雄(獣医学科) 三宅陽一(獣医学科) 佐藤れえ子(獣医学科) 冨澤伸行(獣医学科) 大澤健司(獣医学科) 佐藤 淳(獣医学科) 安田 準(家畜病院:副担当) 岡田啓司(家畜病院:副担当) |
■対象学生 | 科目の種別 | 開講学期 | 単位数 |
獣医学科 臨床獣医学講座6年次 | 講座科目 選択 | 通年 | 8単位 |
■授業の目標 |
臨床獣医学卒業研究は,獣医学の一分野である臨床獣医学を専修する学生に対して,臨床獣医学関連の演習を通して修得した幅広い視野から家畜の疾病に係わる種々の要因を関連基礎学問分野を基礎として解明するための研究の手法を教授することを目的に行っていて,獣医学科カリキュラムの中の重要な臨床獣医学関係の卒業研究の一つとして位置づけられている. |
■概要と計画 |
講座所属学生に対して家畜のカルシウム代謝とビタミンDに関する研究,乳牛の起立不能の病因と予防,腎臓機能検査,ラクトフェリンに関する研究などを指導する.また,牛の第四胃変位整復手術前後や各種動物の消化管運動の検討,動物の麻酔や骨折の治療法,犬の高カロリー輸液剤,針通電刺激時の内分泌動態に関する研究などを指導する.さらに乳牛の分娩誘起や子宮疾患,発情周期の同期化法に関する研究,農用馬の受胎促進に関する研究,繁殖障害の一要因としての染色体異常や原虫感染に関する研究などを指導する.加えて,臨床診断技術や生産獣医療に関する研究などを指導する. |
■教室外の学習 |
卒業研究は臨床獣医学教育の総纏めとして重要な科目であるので,絶えず臨床獣医学関連科目の復習に努める.また,研究遂行に当たっては基礎および応用獣医学をベースとした幅広い学識に依拠した研究活動を行うことが望ましい.研究によっては学科,学部内,学内さらに他大学や研究施設での実験が必要な場合は教員を通して行うことができる. |
■教科書、参考書 |
新獣医内科学(文永堂),家畜内科診断学実習書 家畜外科学(金原出版),獣医外科手術(講談社) 改訂新版家畜臨床繁殖学(朝倉書店),家畜臨床繁殖学実習マニユアル |
■授業の形式 |
獣医臨床学上,意義深い研究テーマを学生と教員が一体となって定め,研究に必要な文献的検索や研究の背景をゼミなどを通して学ぶ.その上で,様々な手法を用いて研究を行い,成果は広く公表する. |
■成績評価の方式 |
卒業論文の提出,および卒論発表会における発表をもって,成績を評価する. |
■履修に当たっての留意点 |
臨床獣医学の実践的な論理と基礎的な獣医技術を修得するよう鋭意努力すること |