蔬菜園芸学各論

担当教官(所属、所在)
稲田委久子(農業生命科学科、5号館110室)

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
農業生命科学科
 植物生産学講座2年次
講座科目
必修
後期2単位

授業の目標
 多種類の蔬菜の中で、比較的生産量の多い一部の種類を取り上げる。そのため各論として扱う種類数は少ないが、ほかの蔬菜との共通点と相違点を加えて、可能な限り多数の種類にもふれる。また、本講義に関連した内容の一部を蔬菜花卉園芸学実験の中に組み込み、実験を通じて理解を助ける。これらのことにより、種々の蔬菜を生産する上での諸問題に対する理解を深め、それらに対応できる能力を持つことを目標とする。  

概要と計画
 授業に先立ち、主要参考書と雑誌を紹介する。本論ではナス科、ウリ科、バラ科の各主要蔬菜を取り上げ、最初に、それぞれの科に属する蔬菜に共通する事項について概説する。各論としては、トマト、キュウリ、イチゴについて、来歴と栽培の発展、生産と需要の動向、品種と作型(栽培型)の分化、形態・生理・生態的特性、栽培上の問題点と留意点、などについて講義する。

教室外の学習
 第1回目の授業で参考書として専門書と蔬菜および本講義に関連する一般書を紹介するので、これらを通して学習の機会を増やす。生産農家の栽培現場や量販店の野菜売場の見学を通じ,理解を深める。

教科書、参考書
 教科書は使用しない。参考書は授業の中で紹介する。

授業の形式
 講義の内容ごとに資料として図表を配布し、資料を参考に講義を行う。必要に応じて写真を回覧、OHPまたはスライドを見せる。

成績評価の方式
 学期中に課題レポートを、期末に試験を課して評価する。授業に出席することを評価の第一条件とする。

履修に当たっての留意点
 出席は毎時間とる。質問は授業中、そのほかは教官室で随時受け付ける。