総合フィールド科学演習

担当教官(所属、所在)
星野次汪,澤口勇雄,佐川 了,平田統一,山本信次,渡邊学(FSC),平野 貢(非)

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
全学科1年次学部専門基礎科目
必修
前期1単位

授業の目標
 本実習は、大学構内にある下台圃場での農作物の栽培実習を基本にしつつ、併せて附属寒冷フィールドサイエンス教育研究センター(FSC)の滝沢地区(滝沢農場・演習林)、あるいは御明神地区(御明神牧場・演習林)において、集中的に行われる農林作業体験ならびに森林・牧場・耕地といった地域資源の生態系保全上の役割について現地踏査を踏まえた体験学習である。このような実習を通じてフィールドに親しみ、自然の複雑さや偉大さを体験し、実際に動植物の生産活動に触れその仕組みを体得することは、農学部に入学してくる学生が生命科学としての農業・農学を理解する第一歩であり、また自ら意欲を持って学習に取り組み想像力を育む機会でもある。

概要と計画
(1))下台圃場における農作物の栽培実習(全員)10人1組の班編成を行い(学生210名として21班)、1班当たり30u(合計630u、区画通路部分を加え総計約1,000u)の耕地を担当し、作物を育成する。作物の育成方法や管理作業についての指導は、時間割に記載された時間内に担当教員が行うが、任された耕地における作物の栽培管理(主として除草)については、学生自ら実習時間以外に行うものとする。管理作業に必要な用具(鍬・除草ホー等)は班毎に貸与する。
(2)FSCにおける農林作業体験ならびに現地踏査実習(夏期集中・全員8班体制)学生はFSCの滝沢地区もしくは御明神地区のいずれかを選択し、現地において農林作業ならびに現地踏査を行う。実習は日帰り1日間の実習出席をもって終了となる。例えば滝沢地区を選択した場合には滝沢農場・滝沢演習林,御明神地区を選択した場合は御明神牧場・御明神演習林に関しての学習となる。 
(3)FSCへの移動は大学からのバス移動とし、現地集合は認めない。

教室外の学習

教科書、参考書
 教科書等は特に使用しない。必要に応じて資料を作り、配布する。

授業の形式
 野外実習を原則とするが、降雨等で不可能な時はスライド・OHPによる室内学習もある。

成績評価の方式
 出席状況を重視するが、担当した圃場における作物の管理や生育状況およびレポートの内容をもって総合評価する。

履修に当たっての留意点
 下台実習:軍手・帽子・長靴ほか農作業のできる服装、筆記用具を各自準備持参する。
 FSC実習:軍手・帽子・長靴・長袖・長ズボン・筆記用具・水筒・傘・レインコート・昼食を各自準備持参する。