■担当教官(所属、所在) |
川村 保 (農林環境科学科 地域マネジメント学講座,農学部2号館4階 406号室) |
■対象学生 | 科目の種別 | 開講学期 | 単位数 |
農林環境科学科 地域マネジメント学講座2年次 | 講座科目 必修 | 前期 | 2単位 |
農業生命科学科 植物生産学講座2年次 | 講座外科目 選択 |
■授業の目標 |
地域マネジメント学講座では主に社会科学の手法により農業や環境に関わる地域の問題を教育研究する.社会科学の諸学問について学ぶことは地域マネジメント学講座で学ぶ者にとって極めて重要である. 基礎経済学の講義では,地域マネジメント学講座を構成する多くの分野の基礎学問となる経済学の基本的な考え方に親しみ,分析に用いられる理論や概念を身につけ,学年の進行と共により専門性の強い科目を受講できるだけの基礎学力を身につけることを目標としている. |
■概要と計画 |
経済学の範囲は広いが,半期2単位の講義であることを考慮し,ミクロ経済学を中心に講義し,マクロ経済学については基礎的なことを若干触れる程度となる.ミクロ経済学では,消費の理論,生産の理論,市場の理論,市場の失敗を中心に構成する.マクロ経済学では,もっとも基礎的な概念である国民所得決定の理論を中心に講義する. 授業計画 第1回 イントロダクション 第2回〜第5回 需要の理論 第6回〜第8回 生産の理論 第9回〜第10回 市場の理論 第11回〜第12回 市場の失敗 第13回〜第15回 マクロ経済学 第10回ころに中間試験を行う. |
■教室外の学習 |
教科書を事前に予習してきたことを前提に講義を進めます.教科書の指定されたところは読んできて下さい.読まないでくると講義を理解することは難しくなります. |
■教科書、参考書 |
教科書:西村和雄『ミクロ経済学』岩波書店 参考書:荏開津典生『明快ミクロ経済学』日本評論社、荏開津典生『明快マクロ経済学』日本評論社、吉川洋『マクロ経済学』岩波書店、スティグリッツ『ミクロ経済学』東洋経済新報社 |
■授業の形式 |
講義を中心にする. |
■成績評価の方式 |
評価は、中間試験(40%)と期末試験(60%)により行う。随時、クイズ(小テスト)を行い、その結果は若干の加点要素とする。 |
■履修に当たっての留意点 |
このシラバスは2003年春時点で作成されたものであるので、若干の変化が、生じることがあり得る。詳細については、第1回目の講義の時間に説明する。 植物生産学講座の学生については、平成14年度以降の入学者は2年次に配置されているが、平成13年度以前の入学者は履修年度の指定はない。(2003/01/31作成) |