■担当教官(所属、所在) |
古賀 潔(農林環境科学科 1号館2階) 三輪 弌(農林環境科学科 1号館3階) 東 淳樹(農林環境科学科 1号館4階) 白旗 学(農林環境科学科 2号館3階) |
■対象学生 | 科目の種別 | 開講学期 | 単位数 |
全学科1年次 | 学部専門基礎科目 選択 | 前期 | 1単位 |
■授業の目標 |
農学部の専門科目を履修していく上で,ある程度の数学の基礎学力(特に微分積分学)が必要となる。ところが,当学部に入学してくる学生は,高校での数学の履修状況もその習熟度も様々である。 そこでこの授業では,高校までの習熟度の不足を補い,微分積分についての基礎的な学力を習得することを目標とする。 |
■概要と計画 |
内容は高校の微分積分(1変数関数)が主であり,一部,大学の微分積分(多変数関数)も含まれる。これらの範囲で,基本的な計算力や簡単な応用方法を繰り返し演習する。1年次後期開講の「農学のための微分積分学」に引き継がれる。 1.ガイダンスおよびクラス分け試験 2〜7.1変数関数の微分 微分/各種関数の微分/高階導関数/ 関数のグラフ 8〜12.1変数関数の積分 不定積分/置換積分/部分積分/定積分/面積 13〜14.多変数関数の微分 多変数関数/偏微分 15.筆記試験 |
■教室外の学習 |
授業予定に従ってテキストの予習を行うこと。また,随時,宿題や中間テストが課されるので,担当教官の指示を聞き漏らすことなく,その都度きちんと復習に勉めること。 |
■教科書、参考書 |
テキスト:石村園子著「すぐわかる微分積分」(東京図書,1993)(定価2,200円+税) |
■授業の形式 |
・上記テキストを用いて,講義と演習を交えながら授業を進める。 ・授業は演習を繰り返し行い,全員に基礎学力がつくように留意しながら進めていく。 ・基礎学力が全員の身につくことを目標にしているので,理解に時間を要する学生に 合わせて,授業を進めていく(クラス分けをするのはそのためである)。 |
■成績評価の方式 |
最終回の筆記試験で60%,授業への出席状況で10%,演習問題への取り組み状況で30%を評価する。なお,初回のクラス分け試験の結果は成績評価には用いない。 |
■履修に当たっての留意点 |
・微分積分を習っていない学生,習ったが苦手な学生の受講を希望する。そのため, 初回のクラス分けの試験で一定以上の点数をとった者については,受講を遠慮してもらうこともある。 ・受講制限があるので,テキストは,クラス分け試験の結果が出てから購入すること。 ・クラス分けの結果は農学部掲示板にて指示するので,必ず確認すること。 ・平成15年度は,4クラス開講予定である。 |