マーケティング

担当教官(所属、所在)
非常勤講師
窓口:三浦 靖

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
農業生命科学科
 食品健康科学講座4年次

農林環境科学科
 リサイクル生物生産工学講座
講座科目
選択
前期2単位

授業の目標
 グローバル化(経済・通信のボーダーレス化),産業の空洞化,情報・通信革新を目指す技術の進歩,地球環境問題の深刻化,少子高齢化・成熟化・個性化の進行などによる国内需要動向の変化など,企業を取り巻く環境条件は大きく,かつスピーディに変動している。企業が変動の時代を生き抜いていくためには,常に時代や市場の要求する新技術・新製品を開発し,売上高・利益を確保することが大切である。マーケティング(marketing)とは,個人と組織の目的を満足させる交換を創造するために,アイディア,財貨,サービスの考案,価格,促進,流通を計画ならびに実施する過程を扱う学問である。本科目では,消費者志向による新製品開発について製品開発管理,製品開発プロセス,製品開発組織の概要を修得することを目標とする。

概要と計画
 新製品開発についての活動とその管理側面について,実践的応用がしやすいように解説する。
 第1回 食品産業におけるマーケティング
 第2回 新製品開発管理の概念(1)
 第3回                (2)
 第4回 資源配分と研究開発の評価(1)
 第5回                  (2)
 第6回 新製品開発プロセス(1)
 第7回              (2)
 第8回 製品開発の推進スタイル(1)
 第9回                (2)
 第10回 製品開発組織とリーダーシップ(1)
 第11回                    (2)
 第12回 開発期間の短縮とコンカレントエンジニアリング(1)
 第13回                              (2)
 第14回 新規事業開発
 第15回 成績評価

教室外の学習
講義前に教科書と予め配布する資料を用いて当該内容を必ず予習すること。

教科書、参考書
テキスト:「生産管理 理論と実践14 新製品開発管理」(小島敏彦編著,日刊工業新聞社,1996年)教材:配布資料
参考書:「生産工学入門」(岩田一明監修,NEDEK研究会編,森北出版,1997年),「食品工学基礎講座 12:食品システム論」(矢野俊正・桐栄良三監修,光琳,1989年),「食品工学基礎講座 11: 品質保持と管理」(矢野俊正・桐栄良三監修,光琳,1988年),「機械系 大学講義シリーズ 31:システム工学」(足立紀彦ら,コロナ社,1996年),「生産管理 理論と実践 12:オペレーションズ・リサーチ」(中川覃夫ら,日刊工業新聞社,1995年),「シリーズ・経営情報システム 3:生産情報システム」(太田雅晴,日科技連出版社,1994年)など。

授業の形式
 実践的な内容で集中講義を行う。必要に応じてOHPやVTRを利用する。集中講義終了時にレポート課題を出す。

成績評価の方式
 授業への参加度(出席,授業態度)50点と課題レポート50点とを合計し,60点以上を合格とする。

履修に当たっての留意点
 食品産業(製造業,サービス業)に就職する場合には本科目を履修しておくことが望ましい。