獣医内科学

担当教官(所属、所在)
内藤善久(獣医学科)
安田準(家畜病院)
佐藤れえ子(獣医学科)
岡田啓司(家畜病院)
川村清市(北里大学)
辻本元(東京大学)

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
獣医学科
 臨床獣医学講座4年次, 5年次
講座科目
必修
通年5単位

授業の目標
 本講義は、臨床獣医学の中核をなし、解剖学、生理学、遺伝子情報学、薬理学、病理学、微生物学、および寄生虫病学などの基礎に建ったものである。本講義によって、応用獣医学と臨床獣医学との橋渡しがなされる。また、その内容は、対象動物を牛、犬、猫、馬、豚、および鶏の順に重視し、それらの疾患を主として臓器別に分けて原因、症状、診断および治療について系統化して講義される。

概要と計画
授業計画
 回数 講義内容
1〜 6:症状と疾患、7〜10:循環器病、11〜14:呼吸器病、15〜19:消化器病、20〜22:泌尿器病
23〜24:運動器病 、25:神経病、26〜28:皮膚病、29〜31:栄養障害と代謝病、32〜33:内分泌疾患
 34〜35:血液病、36:中毒

教室外の学習
とくにない。

教科書、参考書
「新版獣医内科学」(村上、本好、長谷川、川村、内藤、前出 編、文永堂)を教科書として使用する。
その他、参考書としては「獣医内科診断学」(長谷川、前出 編集、文永堂)、Blood,D.C.,et al.編 臨床獣医学・、・ 文永堂出版がある。

授業の形式
スライドおよびOHPなどを用いて症例を紹介しながら講義する。

成績評価の方式
毎回、講義前に前回行った内容について小テストまたは症例診断を行う。
その総点の6割を合格ラインとする。原則として、期末試験は行わない。ただし、そのラインに満たなかった学生は、期末の2回の試験を各1回受けることができる。それにも満たなかった者は、単位保留とする。

履修に当たっての留意点
基礎獣医学のしっかりした履修は勿論のこと、幅広い生物学の知識が必要である。それをもとに症例診断の理論構築が要求される。