遺伝子工学

担当教官(所属、所在)
木藤新一郎 (寒冷バイオシステム研究センター、センター101号室)
斎藤靖史 (寒冷バイオシステム研究センター  、センター102号室)

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
農業生命科学科
 生物機能科学講座3年次
講座科目
選択
後期2単位
獣医学科3年次

農業生命科学科
 食品健康科学講座3年次
 動物科学講座3年次

農林環境科学科
 森林科学講座年次指定無し
講座外科目
選択

授業の目標
遺伝子工学は、生命現象を分子レベルで解明するのに必要不可欠な技術であり、農学から医学に至るバイオサイエンスの分野で急速に取り入れられてきている。本講義では、専門家でない学生が、遺伝子操作の原理とそれに付随する技術を十分に理解できるよう解説し、将来学生がこの分野の技術を必要とした場合に十分対応できるよう、わかりやすく教えて行きたい。

概要と計画
遺伝子操作の原理とともに、目的とする遺伝子のクローニング方法、単離した遺伝子の構造及び機能解析法さらに人為的な遺伝子改変法といった基礎的な遺伝子操作技術について詳しく述べる。また、最新の応用技術や遺伝子を扱うに際しての注意点についても概説する。

第1回    遺伝子工学の原理と利用 
第2〜3回  宿主とベクター
第4〜5回  遺伝子操作法
第6〜7回  遺伝子クローニング法
第8〜9回  遺伝子構造解析法
第10〜11回  遺伝子機能解析法
第12〜13回  生物ゲノム解析法
第14〜15回  トランスジェニック生物の作出と利用

教室外の学習
講義に利用する参考資料をプリントとして配布するので、予習・復習に活用すること。

教科書、参考書
テキスト、教材等は指定しない。講義に利用する参考資料は必要に応じて配布する。参考書としては、「遺伝子工学の基礎」(野島 博著、東京化学同人、4,200円)を薦める。

授業の形式
講義形式。配布した資料を中心に、適時、OHPやスライド等を使用する。

成績評価の方式
講義の受講状況(50%)と学年末試験(50%)で成績を評価する。

履修に当たっての留意点
「分子生物学」を受講していることが望ましい。