獣医免疫学

担当教官(所属、所在)
品川邦汎 (獣医学科 応用獣医学講座、3号館4階)
重茂克彦 (獣医学科 応用獣医学講座、3号館4階 )
佐藤成大 (岩手医大医学部 細菌学教室、 )
中根明夫 (弘前大学医学部 細菌学教室、 )

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
獣医学科3年次講座科目
必修
前期2単位

授業の目標
病原気生物等の外来異物(抗原) に対して、生体の機構によって獲 得・発現される感染防御、さらに広 汎な生物現象及び病気の発症や進展 に関与する免疫について基礎的事項 を学習する。具体的には、免疫機 構、抗原・抗体、補体、感染防御、 アレルギー反応、免疫応答等について講義する。これにより、動物及び ヒトの疾病・感染症との関わりなど を学習する。

概要と計画
講義には”獣医微生物学,見上 彪編”の第4章免疫学および”微生物 学、森良一ら著”の第2章免疫学を中 心に講義する.免疫と免疫機構、免 疫応答などについて疾病との関わり を説明し、免疫学の重要性を実際例 をあげて概説する。

授業計画
  第1回 免疫の概念          第9回 免疫応答-1
  第2回 免疫と免疫反応-1       第10回 免疫応答-2
  第3回 免疫と免疫反応-2       第11回 寛容と自己免疫病
  第4回 抗原と抗体-1         第12回 移植免疫・主要免疫
  第5回 抗原と抗体-2         第13回 ワクチンと抗血清療法
   第6回 補体系            第14回 免疫学的試験法
  第7回 細胞性免疫          第15回 免疫学的試験法の手技
  第8回 過敏症

教室外の学習
 予習、復習を行うこと。レポートをはたす場合もある。

教科書、参考書
教科書:獣医微生物学(見上 彪編,文永堂出版)
参考書:新編獣医微生物学(梁川 良ら著)、微生物学 第6版(森良一ら著)

授業の形式
動物およびヒト(医科大学の非常勤講師依頼)の疾病例 等を紹介しながら免疫の仕組みを講義する。スライドも併用する。

成績評価の方式
学期末のペーパーテスト(100点)を主体に評価するが,授業に関連する課題についてレポート提出させ,それも参考にする.

履修に当たっての留意点
出席を毎時間とる.教科書の記載以外で講義した重要事項についても学習する.質問は随時受け付ける.