獣医臨床繁殖学実習

担当教官(所属、所在)
大澤健司 (獣医学科  、 )
後藤太一 (非常勤講師  、 )

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
獣医学科4年次, 5年次講座科目
必修
通年2単位

授業の目標
獣医臨床繁殖学実習は,講義の内容を実際に体験して理解を深めるとともに,動物の繁殖機能の把握,繁殖障害の臨床診断と治療にとって,必要な基礎的技術を修得させることが目的であり,獣医学科カリキュラムの中で重要な臨床実習科目の1つとして位置づけられている.

概要と計画
雌動物の生殖器の解剖,卵巣の構造や卵胞・黄体の観察,精液検査,牛の頚管粘液の結晶形成現象(CDS),同粘液の精子受容性(SR)の検査,精液採取と人工授精,腟・直腸検査,妊娠診断,牛の胚移植などを重点に教授している.
1)実習内容の説明,マニュアルの使用法, 2-3)繁殖障害雌畜の診断法,所見の記録要領,4-6)雌畜の生殖器・卵巣の解剖,7-8)CDS,SRの検査法,9-10)豚の精液採取,人工授精法,11-13)雌牛の腟・直腸検査法,14-15)雌牛の妊娠診断法,16-17)牛の精液採取,凍結保存,精液検査法,18-19)牛の胚移植法,20)牛の子宮洗浄・薬液注入法,21)雌畜の超音波診断法,22-24)小動物臨床繁殖実習,25-27)周産期管理実習,28-29)器具,器械および産科器械の操作法,30)総合討論

教室外の学習
実習の前にはマニュアルを参照して予習を行い課題をもつこと,また実習終了後は実習内容が正しく把握できるようレポートを作成し提出すること

教科書、参考書
獣医繁殖学マニュアル(獣医繁殖学教育協議会編,文永堂)および最新家畜臨床繁殖学(山内亮他著,朝倉書店)を教科書として使用する.

授業の形式
獣医繁殖学マニュアルを用いて,各実習内容を進めている.また,レポート用紙の提出を求めて実習内容の理解を深めさせるよう努めている.

成績評価の方式
レポート提出,および実習中の試問,小テスト,出席状況をもって成績を評価する.

履修に当たっての留意点
出席は毎回とる.
質問は実習中,その他は教員室などでいつでも受け付ける.