■担当教官(所属、所在) |
河合成直 (農業生命科学科 生物機能科学講座 、農学部4号館107号室 ) |
■対象学生 | 科目の種別 | 開講学期 | 単位数 |
農業生命科学科 食品健康科学講座3年次 動物科学講座2年次 | 学科共通科目 選択 | 前期 | 2単位 |
農業生命科学科 植物生産学講座2年次 生物機能科学講座3年次 | 学科共通科目 必修 | ||
農林環境科学科 リサイクル生物生産工学講座年次指定無し 地域環境デザイン学講座 環境共生コース年次指定無し | 講座外科目 選択 |
■授業の目標 |
農業の基本的作業である施肥と、植物生育と栄養に対する基本的知識を与えることを主眼において講義を行っている。植物の栄養吸収に関する知識は、リービッヒの無機栄養説を根幹として広がり続けており、現在の生物、化学の知識は発展途上の科学史の一断面であることが理解されるよう配慮している。担当教官としては、学生諸君が将来の食物生産について強い関心を持ってくれることを望んでいる。 |
■概要と計画 |
この講義は、植物生理学、無機化学、生物化学などの基礎知識をもとに、植物の栄養生理を根と土の関わりに重点を置いて概説するものである。講義は必須栄養元素、土壌中の有機物、窒素、リン酸の動態について概説した後、植物栄養生理学の研究史にふれ、肥料の種類を紹介して講義を終える。基本的に、植物の根圏と生理的側面を化学的に理解しようとする学問である事を理解してもらいたい。 第1 − 7回 植物の必須元素 第8− 10回 土壌中の窒素・リン酸の挙動 第11−12回 土壌中の有機物 第 13 回 植物栄養生理学の研究史 第 14 回 肥料の種類と選択 第 15 回 試験 |
■教室外の学習 |
農業に関する良書が多く出版されているのでそれらを読んでもらう。 |
■教科書、参考書 |
「植物栄養・肥料学」(山崎耕宇他著、朝倉書店)を教科書として使用する。 |
■授業の形式 |
講義を主体とするが、スライドによる解説も行う。 |
■成績評価の方式 |
学期末の試験及び小テストにより行う。 |
■履修に当たっての留意点 |
内容は易しいものであるが、基礎的な生物学、化学の知識がないと深い理解が得られないので、日頃の広い勉強が重要である。 |