リサイクル生物生産工学入門

担当教官(所属、所在)
各教官 (農林環境科学科 リサイクル生物生産工学講座、 )

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
農林環境科学科1年次学科共通科目
必修
前期1単位

授業の目標
地球上における人類の生物生産とは、太陽エネルギーを根源として空気、水、土壌などの自然資源を利用しながら、物質代謝・物質循環の法則に従い持続性のある有機物資源を生み出している。すなわち、農学の対象となる生物資源生産は、更新可能なサイクルを持っている点に特徴がある。この生物生産サイクルのなかで、人類に有用な資源をいかに生産するかに関係する機械・施設について、さらに生物資源に含まれる廃棄物を如何に少なくし効率的に利活用するかを、環境保全の視点を加えながら理解する。

概要と計画
地球上における物質循環サイクルとバイオマスの概念から、化石燃料に代わる自然エネルギーの農業動力への利用、及びバイオマスのエネルギー変換工学について講義する。つぎに生物生産フローとして、農作業体系における農業機械の組合せ、農産機械とその設置施設、及び施設農業について述べる。さらに先進的な植物工場や農業用ロボット、精密農業を例示として環境保全を重視する持続的農業について概説する。

教室外の学習

教科書、参考書
毎回プリントを配布する。参考書として、「生物生産機械学」(木谷収編著、コロナ社)等がある。

授業の形式
OHP、液晶プロジェクタ等を用いて講義する。

成績評価の方式
原則として、期末テストもしくは課題(70%)と出席率(30%)によって評価する。

履修に当たっての留意点
出席を毎回とる。