遺伝子生化学

担当教官(所属、所在)
平 秀晴  ( 農業生命科学  生物機能科学、 4号館204号室)

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
農業生命科学科
 植物生産学講座2年次
 動物科学講座2年次
学科共通科目
選択
後期2単位
農業生命科学科
 生物機能科学講座2年次
 食品健康科学講座2年次
学科共通科目
必修
獣医学科2年次

農林環境科学科
 森林科学講座年次指定無し
講座外科目
選択

授業の目標
生物化学は生命現象の法則性を探ることを目的とした学問領域であり、急速に発展している分野でもあるので、この分野の最新の知識を全て網羅することは困難である。本講義では高校卒業程度の化学の知識があれば十分理解出来るようにやさしく解説する。しかも将来生物学関連の専門課程で必要とされるミニマムの基本的事項を正確に説明する。

概要と計画
核酸の構造と機能について概説し、遺伝情報を伝えるDNAの複製機構について説明する。DNAの情報をRNAへ、さらにRNAからタンパク質へと伝えられる転写過程と翻訳過程を詳しく説明する。最後に原核生物と真核生物の遺伝子発現の制御機構について比較しながら簡単に説明する。
第1〜3回 核酸の構造と機能
第4〜5回 遺伝物質
第6〜8回 DNAの複製
第9〜10回 転写
第11〜13回 翻訳
第13〜15回 予備

教室外の学習
講義前に、講義の目的や方向を教えるので、講義前に教科書に目を通して来て欲しい。また講義の時プリントを配付するので
復習の時に役立てて欲しい。講義で不明な点があれば随時質問を受け付けます。

教科書、参考書
参考書には“分子生物学の基礎第2版”(川喜田訳東京化学同人)、“ヴォート生化学上下”、“ストライヤー生化学”(岡山他訳トッパン)がある。

授業の形式
講義を中心とした授業形態をとり、時々資料を配布する。

成績評価の方式
学期末のペーパーテストで評価する。

履修に当たっての留意点
オフィスアワー;金曜日17時から18時 4号館204号室