水環境工学

担当教官(所属、所在)
颯田尚哉 (農林環境科学科 地域環境デザイン学講座、1号館207)

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
農林環境科学科
 地域環境デザイン学講座
   地域環境工学コース3年次
 地域環境デザイン学講座
    環境共生コース3年次
講座科目
必修
後期2単位
農業生命科学科
 食品健康科学講座年次指定無し
講座外科目
選択

授業の目標
今日、私たちの直面している環境問題の基本的特徴を、限定した地域レベルから地球規模に至る水の循環や性質をふまえて理解する。生活に必要な水の量を積算する方法を理解し計算することができる。また、水環境汚染の原因と除去或いは無害化する方法の基礎的な原理を理解し説明することが出来る。水・環境・農業に関わる情報を収集しまとめることが出来る。

概要と計画
水の物理化学的性質と地球レベルの水の分布と循環に始まり、水質汚濁の原因と現状並びに浄化対策の基本を学習する。清浄で快適な生活環境を保全するための上・下水道システムや廃水の処理・リサイクル手法についても理解を深める。環境基準に関わる有害物質について、リスクの考え方と総合的な水環境の保全の重要性を学習する。
第1回 序論(水の分布)
第2回 水の循環 
第3〜4回 水の性質と重要性
第5〜7回 水質汚濁
第8〜10回 上水道と浄水処理及び水質基準値
第11〜13回 下水道と廃水処理
第14回 有害物質のリスク
第15回 試験

教室外の学習
講義の内容は必ず復習し、理解しておくこと。 レポートを随時課す。

教科書、参考書
教科書は特に指定しない、随時、講義資料を配布する。参考書も講義中に紹介する。

授業の形式
講義と資料を中心にした授業形式。

成績評価の方式
学期末試験の成績(65点)とレポート(35点)を総合し、100点満点で60点以上を合格とする。合格者には、優(80〜100点)、良(70〜79点)、可(60〜69点)を与える。

履修に当たっての留意点
日常生活と環境との関わりについて、随時レポートを科し、成績評価の資料とする。本科目は、水文学、環境修復工学とも関連が深いので履修しておくことが望ましい。