地域環境デザイン学セミナー

担当教官(所属、所在)
地域環境デザイン学講座主担当・副担当各教官 (農林環境科学科 地域環境デザイン学講座、農学部1号館)

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
農林環境科学科
 地域環境デザイン学講座
   地域環境工学コース3年次
 地域環境デザイン学講座
    環境共生コース3年次
講座科目
選択
後期1単位

授業の目標
 各教官から卒業研究の内容紹介を行った後,希望する研究室毎に分かれて,卒業研究に必要な基礎・応用分野について学習し,研究の内容理解を深める.

概要と計画
 平成19年度の開講になるので,その時の卒業研究テーマは未定である.現在進められている研究テーマには,次のようなものがある.
[水環境・土壌環境分野]
 ・草地におけるふん尿潅漑が水環境へ及ぼす影響と改善策
 ・電気浸透法による廃水処理と有価物の回収
 ・清掃工場周辺の酪農地域における有害元素降下
[土壌物理分野]
 ・法面保護植生としての在来種の水分消費特性
 ・土の締固め過程および締固め土における空気の挙動
 ・ペースト状態にある粘土の力学特性
 ・木廃材・樹皮繊維の混入による土の機能改善
[水工学分野]
 ・リサイクル材料を用いたコンクリート製品の開発
 ・河川流蛇行を相似させる模型実験手法の開発
 ・積雪中における熱および融雪水の移動について
[地域計画・農村整備分野]
 ・地域・社会条件に対応した農地整備
 ・住民主体の地域作りの手法
[生物保全学分野]
 ・水田の圃場整備が生物相に与える影響と対策
 ・鳥による農作物被害の軽減に関する研究
[地域資源管理学]
 ・農村地域における物質フロー分析
 ・地域循環型の生物地資源利用システムに関する研究

 第1〜3回 卒業研究予定テーマの内容紹介
 第4〜15回 各研究室毎のセミナー

教室外の学習
卒業研究テーマに関する参考書,文献等を読んだり,関連する資料の収集を進める

教科書、参考書
各研究室毎に,教科書・参考書の指定,あるいはプリント配布がある

授業の形式
第1回〜第3回は,受講者全員が一緒に卒業研究予定テーマの説明を受ける.
第4回目以降は,希望する研究室毎に分かれて,セミナー形式で受講する.

成績評価の方式
出席状況(10%)とレポート(40%),セミナーでの発表内容(50%)により評価する.
60点以上を合格(優:80点以上,良:79〜70点,可:69〜60点)とする.

履修に当たっての留意点
疑問点,問題点を積極的に質問,討論し,研究内容の理解を進めることが重要である.