地域環境工学体験実習

担当教官(所属、所在)
学生担当教員 (農林環境科学科 地域環境デザイン学講座)

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
農林環境科学科
 地域環境デザイン学講座
    環境共生コース3年次
講座科目
選択
夏休み集中1単位
農林環境科学科
 地域環境デザイン学講座
   地域環境工学コース3年次
講座科目
必修

授業の目標
 地域環境デザイン学は,応用・実践の分野を主としているので,農林水産省や各県の現場の事業所を中心に体験実習(インターンシップ)を行う.
 大学で学習することが,実社会でどのように活かされているか,官庁・民間企業の業務内容,役割の違いがどこにあるか,また現場の技術者がどのような倫理観をもって仕事をしているかなどについても認識を深めることができるので,卒業後の進路決定に大いに参考になる.
 パデュー大学への研修旅行や農業土木学会が主催する「海外学生研修旅行」に参加することでも単位は認定される.


概要と計画
 夏期休暇中の約3週間に,農林水産省や各県,民間コンサルタントなどに1〜2名ずつに分かれて実習を行う.実習先の事業計画や工事内容を勉強し,測量や流量観測,土質実験や構造計算など,それぞれの事業所の実状に応じた実習を体験する. また,農業土木学会が主催している「海外学生研修旅行」に参加して,研修先国の農業や日本の海外技術協力の実際を勉強するも可能である.

 実習先によって異なるが,大体は,次のようなスケジュールが組まれている.

初日 事業の概要説明,実習内容の説明

2〜10日目 測量や流量観測などの実作業

11〜14日目 作業結果の整理,設計など

15日目 事業全体の掌握,実習内容の総まとめ



教室外の学習
 研修先の実務内容についての事前に学習する.帰校後,研修内容を整理,総括し,報告書を作成するとともに報告会で発表する.

教科書、参考書
研修先によって異なっていて,持参すべき参考書類は,事前に指示される.実習先で用意されているものもある

授業の形式
主として,研修先事業所等での実務体験実習である.

成績評価の方式
研修先担当者の評価を参考(30%)にし,帰校後、報告書(30%)を提出し、報告会での発表内容(40%)によって評価する.
60点以上を合格(優:80点以上,良:79〜70点,可:69〜60点)とする.

履修に当たっての留意点
研修先事業所等の担当者の指示に従って,積極的に実習を行うことが大切である.また,事前に研修先地域や事業概要,研修内容を把握しておくとともに,研修内容に関連する科目などを学習しておくことが望ましい.