■担当教官(所属、所在) |
上村康子 (非常勤講師 ) |
■対象学生 | 科目の種別 | 開講学期 | 単位数 |
農業生命科学科 生物機能科学講座2年次 | 講座科目 必修 | 通年 | 2単位 |
■授業の目標 |
英語は科学の世界ではほぼ "universal language" になり、生命科学を学んでいく上で、英語の文献を正確に読み解く能力は不可欠なものとなっている。また、学術的な文献のみならず、インターネットで上の情報交換、学会での発表・交流など、あらゆる場面で英語が占める重要性は増し、社会生活の中でも、英語でコミュニケーションする能力を持つことによる可能性の広がりは無視できない。本講義では、専門研究に必要な英語文献の読解力を養うこと、また海外の科学者などとの交流・情報交換で必要となる英語でのコミュニケーション技術を向上させることを目標とする。また、提示された問題に対する適切な文献を集め、理解し、自分の論旨(thesis)を持ち、それを適切な言葉(日本語)で表現できる力をつけるためのトレーニングの第1歩となることも目標とする。 |
■概要と計画 |
毎回、農業生命科学に関連した英語文献を1篇とりあげ、それを読み解くのに必要な表現、用語、文献の構造などについて学んでいく。また、実験結果や自らの考えを英語(あるいは日本語)で表現する演習も行なう。題材は、一般向け雑誌・新聞記事、インターネット上の文献、教科書などからも取り上げるが、最終的には学術論文を読み解いていく。 |
■教室外の学習 |
・ 次の授業で扱う文献を読み、質問点とともにレジュメ(あるいは訳文)を作成し、各授業の開始時に提出する。 ・ 自分の読解の間違いを訂正する。 ・ 図書館、インターネットなどにより、必要文献を検索する。 ・ 集めた文献の情報を読み取り、テーマに対する自らの判断を行い、論点をまとめて提出する。 |
■教科書、参考書 |
記事、科学論文などを毎回配布する。参考書は、逐次案内する。 |
■授業の形式 |
その週の文献の質問点への解説、注意点の講義。ディスカッション。読解、文章作成の演習。その他。 |
■成績評価の方式 |
質問点とレジュメ(あるいは訳文)の提出(毎回)。インタラクティブな(一方向的な講義ではない)授業への貢献度。期末レポート(前期および後期)。対象文献や講義内容に関する小テスト(年に数回)。 |
■履修に当たっての留意点 |
英語力は、自らが地道に努力しなくては得られないものなので、毎回の予習・復習を怠らないで欲しい。また、図書館やインターネットでの検索、メールでの授業に関する情報伝達を予定しているので、図書館の使用方法、インターネット・電子メールの扱いに慣れていて欲しい。レポートの提出は手書きではなくMS Word 等のワープロ・ソフトを使用して作成したものを原則とする。 受講者数に余裕のある限り、必修対象となっていない学生の受講も認めるが、単位取得を目的とする受講であることを前提とする。 |