海外農林開発論

担当教官(所属、所在)
時田 邦浩 (非常勤講師、国際協力事業機構)

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
農林環境科学科
 地域マネジメント学講座3年次
講座科目
選択
後期2単位
農林環境科学科
 地域環境デザイン学講座
   地域環境工学コース年次指定無し
 地域環境デザイン学講座
    環境共生コース年次指定無し
講座外科目
選択

授業の目標
 開発途上国における農林業開発及び農村開発の歴史と現状を学ぶとともに、各種の開発プロジェクト、技術協力プロジェクトについて基礎的な知識を得ることを目標とする。
また、こうしたプロジェクトを効果的に行うための、対象国や対象地域の自然、社会、経済への理解を深めるための調査およびプロジェクトの運営ならびに評価についても学ぶ。

概要と計画
 歴史や現状については、広範な地域や国を対象とする。基本的な考え方が理解できるようにするため、事例をとりあげて詳しく掘り下げる。また、討論の時間を持つことやワークショップ形式の時間を設けることで、知識を深めるに留まらず、考える力を養う。

  第1回 途上国の農村を見てみよう
  第2回 貧困は何故起きるのか?
  第3回 開発途上国における農林業と農村開発
  第4回 JICA技術協力の事業概要
  第5回 開発プロジェクトの評価
  第6〜8回 農林業問題を分析してみよう
  第9〜10回 農林業開発と環境、ジェンダー
  第11〜13回 技術協力案件を考えよう
  第14回 技術協力専門家の役割と資質
  第15回 まとめ:技術協力の方向性、テスト


教室外の学習
授業で配布する資料,および紹介する関連文献を読むこと。 

教科書、参考書
テキストは指定しない。参考資料は随時配布する。ただし、ホームページおよび参考図書について は指示する。http://www.jica.go.jpは事前に見ておくことが望ましい。

授業の形式
講義においては、ビデオ、OHP等を使用する。また、ワークショップ形式ではグループ分けをして 討議発表してもらう。

成績評価の方式
平常点として出席状況を20%(最低でも3分の2以上の出席を要件とする)・授業参加を20% (出席ではなく、発言、討論への参加、コメント等)・テスト20%・レポート40%

履修に当たっての留意点
知識を増やすことよりも自分で考えることが大切。自分以外の学生の意見にも傾聴し授業の中で参 加型開発を実体験してもらいたい。