メカトロニクス

担当教官(所属、所在)
武 田 純 一 (農林環境科学科 リサイクル生物生産工学講座、農学部1号館3階307室)

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
農林環境科学科
 リサイクル生物生産工学講座3年次
講座科目
選択
前期2単位

授業の目標
 農業機械分野にも着実に電気・電子工学が応用されるようになり,従来の機械技術と融合されて多くの機械が知能化,システム化,統合化されている。
 本講義は,電気・電子工学をはじめ,生物計測制御工学,生物生産システム学,生物生産機械設計,生産基盤機械学,生物生産施設学等の講義とも関連するので,これらの講義との連携を保ちつつ,主に電気・電子工学の基礎事項を習得することを目標とする。

概要と計画
 電気回路の構成要素としての抵抗,コンデンサ,コイル等の基礎知識,及びこれらを用いた直流回路と交流回路の性質について講義する。
 また,メカトロニクスの構成要素としてのセンサ,アクチュエータ(モータ)とそれを駆動する装置(増幅器),及び論理回路の基礎についても講義する。
 第1回 メカトロニクスとは              第9回  モータの種類と特性(1)
 第2回 電子部品の基礎知識           第10回 モータの種類と特性(2)
 第3回 直流回路の基礎理論(1)         第11回 増幅器(1)
 第4回 直流回路の基礎理論(2)         第12回 増幅器(2)
 第5回 交流回路の基礎理論(1)         第13回 論理回路(1)
 第6回 交流回路の基礎理論(2)         第14回 論理回路(2)
 第7回 センサ(1)                   第15回 期末試験
 第8回 センサ(2)

教室外の学習
 レポート課題を課し,実力アップを図ることにする。

教科書、参考書
教  材:資料を配付する。
参考書:神崎一男著,「基礎メカトロニクス」(共立出版)
      江村 稔著,「電気工学への入門」(共立出版)
      西堀賢司著,「メカトロニクスのための電子回路基礎」(コロナ社)
     土谷武士,深谷健一共著,「メカトロニクス入門」(森北出版)

授業の形式
黒板及びPCプロジェクタを用いて,できるだけ視聴覚を利用する。
随時レポート課題を課し,提出させる。

成績評価の方式
学期末のテスト(60%),授業時に課したレポート(20%)及び出席状況(20%)で評価し,60%以上を合格とする。

履修に当たっての留意点
出席を毎回取る。