■担当教官(所属、所在) |
原澤 亮 (獣医学科 応用獣医学、農学部3号館4階) 平野紀夫 (獣医学科 応用獣医学、農学部3号館4階) |
■対象学生 | 科目の種別 | 開講学期 | 単位数 |
獣医学科3年次 | 講座科目 必修 | 後期 | 2単位 |
■授業の目標 |
動物およびヒトに感染症を起こす病原体の1つであるウイルスに関して,細胞,個体レベルでの感染様式,宿主反応,診断法,治療法,予防法について学習する.日本国内のみならず国際的規模で問題となる感染症についても一緒に考える.国際的視野で活躍できる人材の養成を図る. |
■概要と計画 |
1. ウイルス学の歴史 2−3.ウイルスの分類,構造,細胞での増殖 4−6.RNAウイルス 7−10.DNAウイルス 11−12.ウイルス感染と宿主反応,その病理発生 13−15.診断と予防,新興感染症,遅発性感染症,世界規模での感染機序 |
■教室外の学習 |
本学の図書館には残念ながら参考書が十分にないので,岩手医科大学図書館等を利用すること.WebによるMedline等による検索を推奨する. |
■教科書、参考書 |
教科書 Janetz, Melnick, & Adelberg's 「Medical Microbiology」, Appleton & Lange Press および『最新家畜微生物学』(朝倉書店). 参考書 Mim's 「Pahtogenesis of infectious diseases」, Academic Press. 「Principles of Virology, Molecular Biology. Pathogenesis, and Control」American Society for Microbiology. |
■授業の形式 |
ウイルス学の理解には免疫学を含む微生物学全般にわたる知識,判断が必要である.これらについて学生に質問をして意見を述べさせるとともに,ウイルス感染の診断に必要な証拠の導き方,見つけ方を探る.毎回授業開始前に既習課題について10分程度の小テストを行う. |
■成績評価の方式 |
上記テストで好成績の学生は期末試験を免除する.定期試験は60点以上を合格とする. |
■履修に当たっての留意点 |
再履修をする学生が年々増加しているので,復習予習に努力してほしい. |